ひきこもりの理解に資する情報をハンドブックにしました。

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ひきこもりハンドブックをご覧いただき、ありがとうございます。ひきこもりハンドブックは、ひきこもり状態にある人やその家族の方が様々な状況において遭遇している解決困難な問題を少しでも解消させることを目的として書かれています。ひきこもり現象は、それ自体としてかなり複雑な現象であり、渦中の当事者とご家族は大変な苦労をされていると思われます。これほど難しい現象になると、単なるマニュアル的な対応では問題を解決できません。むしろ、そもそもどのような問題があるのかを理解することが必須であり、少しでも有効な対応を工夫しようとすれば、根本的な考察が欠かせません。

ひきこもりハンドブックは、そのため、簡単な解決策を提示する記事を集めてはいません。そうではなく、ひきこもり状態の中で生じがちな様々な問題がどこから生じてくるのかを言語化することにフォーカスしているものになっています。もしそれらの記事をお読みになっている方が、当事者または関係者である場合は、記事の中に直接的な解決策を探そうとされるのではなく、現に生じている現象と関連性のある記事から、問題の所在を考えていただければ幸いです。ひきこもりハンドブックの検索機能は、そのような活用をお助けするものです。

また、記事をお読みになった上でお考えいただきたいのは、当事者や関係者だけで、ひきこもり関連問題を上手く解決できるのかどうかということです。人生で生じる様々な問題に応じて専門家の助けを借りるということはひどく一般的ですが、ひきこもり問題に関してはあいにくそのような社会的慣習は定着したとまでは言えません。しかし、ひきこもり問題も他の様々な問題と同様、専門的な知識や経験を必要としております。もちろん専門家の助けなしに状況が好転していっている場合には、助言を求める必要性は薄いのですが、どうも上手く行かないという場合は、お早めに専門家にご相談いただければと思います。

C&Cでは一つひとつのケースについて根本的に考察し、ひきこもり関連問題を適切に改善していく専門機関です。ひきこもりハンドブックに収録されている記事も、C&Cが積み重ねてきた専門的な知識や経験が元になって執筆されています。ご依頼いただければ、ご依頼いただいたケースにどのような固有の問題が存在しているのか、高い精度でご指摘することが可能であると考えています。色々な記事をお読みいただき、ひきこもり現象の難しさのために専門家が必要とお考えの場合は、C&Cでの面談もご検討いただければ幸いです。