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C&C ひきこもりオンラインハンドブック
C&Cのコンサルティングの三つのパート

当社のコンサルティングの
基本構成をお伝えします

C&Cにおけるコンサルティングの内容は通常、三つの部分に分かれています。三つの部分とは、状況分析、客観的問題、対応方法です。一回の面談の間に色々なことを依頼者の方に申し上げるのですが、C&Cではその際にどのパートの話をしているのかを明示するようにしております。この記事ではその三つの部分について詳しい内容となぜそのパートが必要なのかについて解説したいと思います。

 

まず状況分析について。依頼者の方が相談にいらっしゃる場合に、それぞれのご事情を詳しく分析しなければならないのは当然ですが、それは次の客観的問題のパートです。状況分析のパートではむしろ、現時点が過去から未来までの時間系列の中でどういう状況であるのかを明らかにします。例えば、事案の中には緊急性の高い対応を必要とするものもありますし、前回の面談と状況が変わっているということもあります。そういった刻一刻と変わりゆく状況を追跡できていないと、事案の適切な解決はできません。また一回の面談であらゆる問題を解決することもできませんので、取り組むべき問題の優先順位もこのパートで決める必要があります。

 

次に客観的問題について。このパートでは問題になっている事案の問題点を詳しく分析します。これがコンサルティングの本来的な価値を産んでいる部分です。客観的問題が他の二つの部分から独立しているということが非常に重要です。しばしば状況に合わせて場当たり的な対応してしまったり、自分ができることから逆算して問題を作り出してしまったりします。そういった誤りを放置していると解決できる問題も解決できなくなります。このパートでは何が問題なのかをとことん突き詰めて、依頼者様が避けることができない課題を厳密に特定します。

 

最後に対応方法のパートについて。客観的問題が明らかになったとしても、次に何をやるべきなのかということは別の問題です。非常に大きな問題を一気に解決することはできません。一手一手工夫していく必要があります。特に次回の面談までに取り組んでいただきたいことを決定する必要があります。また内容面でも対人関係に関わる対応方法を客観的問題と切り離すことは重要になります。しばしば依頼者様以外の方が関係する場合にC&Cがお伝えした客観的問題をそのまま関係者に伝達しようとされる方がいらっしゃいます。それは最適な対応方法でない可能性があります。C&Cでは少なくとも客観的問題について依頼者の方が完全な理解に到達される前は、客観的問題と対応方法を切り離していただくようにお願いしております。

 

以上がコンサルティングの三つのパートです。もちろん事案によって必ずしもこのようなパートを構成していない場合もありますが、概ねこういった構造をもって面談できるように鋭意努力しております。それが依頼者の方にとって分かりやすく、またC&Cにとっても提供するサービスの内容を明晰にできるという大きな利点があるからです。

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