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ひきこもりオンラインハンドブック
ひきこもり対応の原則:脅しに屈するべきではない

脅しに簡単に従ってしまわずに、
まず脅しは不正だと指摘するだけ
でも、有効な抑止となりえます

沢山の方から色々な相談をお聞きしていると、だんだんと繰り返し見られるパターンというものに気づかれてきます。当相談室(C&C)では、様々な相談に対してアドバイスを差し上げてきた経験から導き出された原則を、それぞれのパターンに合わせて依頼者の方にお伝えすることがあります。それは原則の形をしていると依頼者の方が個別の状況に応用することができるからです。また原理・原則があった方がその場しのぎの対応になりにくく、長期的に望ましくなると思われます。そのような原則の一つに、「脅しに屈するべきではない」というものがあります。

 

家族間の問題について論じているときに、脅しに屈するべきではないという原則は、奇妙に思えるかもしれません。脅しに屈するべきではないというのは、例えばテロリストと交渉すべきかどうか、といった公共の問題にのみふさわしく見えるからです。しかしながら、家庭内であっても特定のタイプの要求は「脅し」として理解する必要があります。ここでいう脅しは、何らかの不当な要求とセットにして、家族の他のメンバーが大切にしているものの安全を脅かすという形をとります。例えば、自分の抱えている問題を代わりに解決してくれないのであれば、暴れて物を壊してやると主張するようなケースです。

 

コミュニケーションが上手く行っていない家庭内で頻繁に起きるのは、さらにもう一段階複雑な脅しのケースです。通常は脅している本人にとってより大きなダメージがあると思われることだが、家族という関係性のために脅しとして機能するというケースです。例えば、○○してくれないと自殺してやるといった形態をとるような要求です。この場合に脅されている側が大切に思っているのは、脅している側の生命等なので、それが脅しに当たるということに気付くこと自体が難しくなっています。

 

さて、このような脅しにはどのように対応すべきでしょうか? かかっているものが非常に貴重であるために、ついつい要求に応えたくなってしまうかもしれません。実際に、度重なる要求に対してなるべく応えていくという方がほとんどです。確かに脅している側の要求に応えることが当事者の環境を客観的に見て改善していくのであれば、要求に応えることは望ましいと言えるでしょう。しかし脅されている側に非常に負担になり、かつ脅している側のためにもならない要求に応えることが本当に適切でしょうか? そういった要求には従ってばかりでいるべきではありません。

 

ですが、要求に従わなかったことによって相手が怒って脅しを実行に移してしまったらどうするのか? と思われるかもしれません。もちろんC&Cは、「どうせ脅しを実行したりしないだろう」と高を括ることをお勧めしている訳ではありません。そうではなく、相手のやっていることが脅しであるということをまず単純に指摘すべきです。脅しが不正であるということは普遍的なことなので「脅しに応えることはできない、なぜならそれは不正なことだからだ」と単純に言うことだけでもかなり効果があります。個々のケースに応じて脅しが実行されるおそれは高い場合も低い場合もありえますが、いずれにせよ脅しの不正さを明言すること自体がそうしたおそれへの一定の抑止になるということです。具体的な状況に応じてよく考えなければならないのはもちろんですが、脅しには屈しないという原則を家族内のトラブルに関しても心にとどめておいていただきたいと思います。

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