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コミュニケーションスタイルには、大きく分けて二つの方向性があります。この二つの方向性の違いを理解することは重要です。自分自身のコミュニケーションスタイルがどちらの方向にどれだけ強いのかということを知らないと、異なるバランスを持つコミュニケーションスタイルの人と適切に意思疎通することができません。
一つの方向性は、なるべく語られている内容そのものに集中しようとする方向性です。ここで語られている内容というのは、我々の発言が実際に意味している内容を指します。逆にこの方向性で避けられているのは、文脈を利用して発言の内容を膨らませるということです。発言に伴う様々な文脈(話し手の表情や仕草、声音、話し手と受け手の関係、時間・場所など)は多かれ少なかれ発言の解釈に利用されていることが通例ですが、なるべくそのような文脈に頼ることなく発言しかつ発言を受け取るという方向性です。この方向性が強まると正確性は高まりますが、冗長で複雑になりがちです。こうした方針は、すれ違いのあってはならない重大な話題を取り扱う場合や、共通の前提が乏しくあうんの呼吸を期待しづらい場合にとくに向いているでしょう。
他方の方向性は、語られている内容よりもそういった文脈に注目し、文脈を利用して語ったり聴いたりするものです。文脈の方が重要なので、語られた内容自体にはあまり重きを置きません。例えば急いで意思疎通しなければならない、あるいは気軽に話したいという状況では、内容は適当にして文脈によって意思疎通しようとするという方向性です。この方向性が強まると、会話は高速かつ簡単になる一方で不正確なものになります。こうした方針は、大まかにでもとりあえず伝わればよい場合、気の置けない友人どうしなど親しい間柄でやり取りする場合にとくに向いているでしょう。
これらの方向性を人はシチュエーションに応じて使い分けて会話しています。どちらの方向性を強調するのかを場面によって変化させることができると、また相手方によって変化させることができると、コミュニケーショントラブルを避ける柔軟さを持っていると言えるでしょう。逆に何らかの理由によって重視する方向性をスイッチすることができない人は、自分と異なるバランスの方向性を持つ人との間でミスコミュニケーションのリスクを抱えています。相手方が自分に合わせてくれればカバーもされますが、相手も方向性バランスを変化させることができない人だと、会話が上手く噛み合わないという事態を招いてしまうからです。したがって、できるだけ方向性のバランスを自由に変えられるようにコミュニケーションスキルを鍛えるということが望ましいと言えるでしょう。
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「自閉スペクトラム症の人は共感が苦手だ」と紹介されることがよくあります。しかし自閉スペクトラム症の共感能力というポイントについては、普通思われているよりも注意深く理解する必要があります。
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