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ひきこもりオンラインハンドブック
ASDの診断はミスコミュニケーションの解決の客観的基盤となる(自閉スペクトラム症の人と定型発達の人との付き合い方⑪)

ASDの診断は
ミスコミュニケーション解消の
基盤となりえます

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精神科を受診してご自身が自閉スペクトラム症(以下ASD)かどうかの診断を受けることには、多くのハードルがあります。ハードルの一つは、障害に対する根深い偏見です。日本社会にはまだまだ障害と障害者に対する否定的な偏見が存在することは事実であると思われます。ASDも障害の一つであると見なされているため、ASDであると診断されることが(その事実が他の人に知られた際に)診断された当人に対する差別の原因になる場合がないとは言えません。残念ながら、日本社会に染み付いた偏見を個人単位で除去することはできません。したがって、ASDであるかどうか医師の判断を仰ぐことが、個人にとって気の進まない選択である場合があるということは大変もっともなことであると思われます。しかしながら、ASDであるとの診断されることは、本人と周囲の人にとってプラスの効果をもたらす側面もあります。この記事では、ASDであると診断されることのメリットについて解説します。

 

ASDの人と定型発達(以下定型)の人との間にはミスコミュニケーションが存在します。対人関係で問題を生じさせる原因はいくつかありますが、ASDの人と定型の人との間のギャップもその一つです。しばしば問題はマイノリティであるASDの側に押し付けられてしまいます。つまり「ASDの人が『おかしい』から自分達(定型)と上手くいかないのである」といったことが定型に多いスタンスです。しかし実態としては、問題はむしろASDの人と定型の人との間にあります。問題がASDの側にあるのではなく、ASDの人と定型の人との間にあると捉えられることが、より公平な関係をASDの人と定型の人との間に築いていく第一歩です。この記事でも他の記事でも、問題がASDの側にあるのではなくむしろASDの人と定型の人の間にあるということを強調しているのは、まずその点が確立されることが問題の公平な解決のために必要になるからです。

 

ですが、なぜASDの人と定型の人との間にはミスコミュニケーションがあるのでしょうか? それはASDであっても定型でもあっても、人間には他の人も自分と同じであると思い込む強い傾向があるからです。定型の人は、定型だけに(典型的には)当てはまってASDには(典型的には)当てはまらない特徴をあらゆる人が(つまり定型もASDも)持っていると誤って信じていることが多いです。他方で、ASDの人は、ASDだけに(典型的には)当てはまって定型には(典型的には)当てはまらない特徴をあらゆる人が(つまり定型もASDも)持っていると誤って信じていることが多いです。こういった誤解は、年月をかけて積もり積もっていき、人間関係を奇妙に歪曲されたものになってしまう原因になっています。

 

ミスコミュニケーションがこのような構造を作っている以上、最初にやらなければならないことは、自分と相手が異なっているまたは異なっているかもしれないということを、当事者の一方(できれば双方)が把握するということです。その際に把握されるべき当事者の相違がASDと定型の差異であるならば、当事者がASDであるか定型であるかが非常に重要な情報になるということは明らかです。これがASDであるかどうか精神科を受診する最大のメリットの一つであると思われます。医師による診断が得られれば、当事者の間に存在していた差異が客観的に明らかになり、当事者がそれを基盤にして相互のミスコミュニケーションを是正していくことができるようになるからです。

 

同じことは当事者の間でなく、(医師以外の)他の専門家や友人知人との関係でも言えます。医師の診断によってASDであるかどうかが客観的に明らかになっていると、他の専門家や友人知人にとっても、当事者間のミスコミュニケーションを解きほぐすということに合理的に協力しやすくなります。現実のミスコミュニケーションの原因になっている誤解を(客観的な診断という根拠に訴えて)訂正することができるようになるからです。そういった客観的な基盤がないと、合理的で公平な解決は一気に難しくなってしまいます。

 

以上がASDであるとの診断を受けることから本人と周囲の人が得られるメリットになります。確かにASDであるとの診断を受けることは本人や周囲の人に対する差別の原因になることがありえない訳ではありません。したがって精神科の受診を躊躇われる方がいらっしゃるということは当然のことであると思われます。しかしながら、他方で、ミスコミュニケーションを合理的に公平に解決していくためには、診断を受けていることは大きな助けになります。精神科の受診を迷われている方は、診断が現実の問題解決にプラスになるという事実も再考していただくようお願い致します。

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