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ひきこもりオンラインハンドブック
ひきこもり当事者のいう「もう人生終わった」に反論しなければならない理由

「もう人生終わった」は
しっかり否定する必要があります

C&Cでは、ひきこもり相談において、依頼者様に成長の重要性を説くことがあります。成長する主体は、依頼者様の場合も、ひきこもりご本人の場合もあります。なぜひきこもり相談において成長ということが相談のキーワードになるのでしょうか。この記事では成長の重要性について考察したいと思います。

 

多くのケースでひきこもり本人とご家族はコミュニケーションが上手くいかなくなってしまっています。かろうじてやり取りが成立する場合でも、ご本人様の話していることとご家族の話していることが噛み合わないことがほとんどです。それもそのはずであり、もしやり取りが十分にできるならば、そもそもひきこもり状態が解消されて他の状態(就労に向けた取り組み)に移行しているはずだからです。

 

ご本人様とご家族のミスコミュニケーションの一つのパターンとして、ご本人様が今後の人生についての予測を述べ、ご家族がそれに同意できないというパターンです。例えば、特定のライフプランに乗れなかったことをもって人生の残りの部分には意味がないと思っていると本人が主張しているということがあります。ご家族がそのような信念に的確に反論できない場合、ご家族がそれに賛成せずとも、ご本人とご家族の前向きな取り組みが止まってしまい、事態が膠着するということがあります。

 

そういったケースで、ご本人の言説には、ご本人がこれからの人生の間に(精神的に)成長しないということが前提されている場合が多く見られます。こういった前提に一定のリアリティがあるということは事実です。確かに多くの人々は成人すると精神的な成長が止まってしまうという側面があるでしょう。ただし、健康的な多くの人々はそう簡単に言い切れないということにも賛成しますし、自分の人生を省みて、成人後も時には人が成長していくということにも説得力を感じるはずです。したがって、今後ずっと同じ調子で人生を歩むことになるというご本人の予測について、ひきこもりのご家族もそれが100%確実であるとは断定はしないものの、社会通念に含まれている固定的な人間観に流されて、積極的な反論もできずにいるということがあります。

 

C&Cがお勧めしているのは、ご家族がご本人に対して、ご本人の成長可能性が否定されないということを主張していくことです。ご本人がご自身の成長可能性を否定しようとするのは、それが真実であるからというよりもむしろ、そのように否定した方が対人関係において有利になるからに他なりません。自分が成長しないということを相手方に否定されない限り、相手側に対して対応の責任を押し付けることができるからです。だから、ご家族におかれましては、ご本人の成長可能性は否定されないということを、ご本人に対して淡々と説いていくべきなのです。

 

ここで必ずしもどのように成長するのかということまで事細かに挙げるということは必要ではありませんし、そのようなことは成長の本質に反します。というのも、成長というのは予測不可能性を含意しているからです。つまりどのように成長していくのか分からないのが成長という事柄の本質であって、予め計画して成長するということはできないからです。

 

むしろご家族にとって大事なのは、本人の言説の中に含まれている規範的に望ましくない部分に安易に同調しないことなのです。健康的な人を相手にしている時は、人間の弱い部分に対して優しい顔をしても危険は少ないです。しかし本当に弱っている人に対して、その人がもっと道に迷ってしまうような態度を採用するということは適切な対応とは言えません。世間的に通用したとしても本当は望ましくない物の見方にご本人が固執している場合、ご本人の言葉に同調しない勇気がご家族に求められていると言えるでしょう。

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