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ひきこもりオンラインハンドブック
ひきこもり問題 会社顧問という社会復帰の可能性の検討

社会復帰の一つの選択肢とは

ひきこもりの当事者を抱えるご家族の方は、本人の将来についてさまざまな切実な願いをお持ちのことでしょう。その中でも、本人が就職して社会復帰を果たすこと、仕事を通じて社会貢献を果たせるようになることが最大の願いだ、という方は少なくはないでしょう。しかし同時に、就職を通じた社会復帰・社会貢献というゴールまで本当にたどり着けるのだろうか、たどり着けるとしても一体いつになるのだろうかという不安をお持ちの方もまた、決して少なくはないはずです。

 

なぜなら、ひきこもりの問題と就職・社会復帰の問題とは、多くの共通する問題の根を持っているからです。例えばひきこもりの当事者の中には、周囲の人々と円滑にコミュニケーションを取ること、相手の気持ちを直観的に読み取ること、家族や職場でのルール・慣習に自分を合わせるといったことに苦手意識を持っている方も少なくありません(もちろん、これらは大なり小なり誰しもが上手く行かない部分を抱えている問題ではあります)。こうした困難は、周囲の人と適切な人間関係、信頼関係を築くことを難しくしてしまいます。その結果、学校や職場などの社会と上手く関係を取り持てず、ひきこもりの状態に陥ってしまう場合があるわけです。だとすると、就職による社会復帰がひきこもり問題そのものと同じ程度に遠い先のゴールに見えるのも、無理からぬことです。

 

しかし驚かれてしまうかもしれませんが、当相談室は、社会復帰・社会貢献を果たすこと自体は必ずしも難しいことではないと考えております。つまり、ご本人の方が抱えるコミュニケーションや人間関係の問題を解決するよりも先に、社会復帰・社会貢献を果たす道はありうるということです。

 

それは、既存の企業や官公庁への就職を目指すのではなく、ひきこもりのご家族自らが出資者となって会社を所有し、ひきこもりのご本人がその会社顧問を任されるという方法です。身内の作った会社に収まることのどこが社会復帰なのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし実はこれも立派な社会復帰で、社会貢献なのです。

 

なぜなら、そもそも社会で働いているひきこもりでない人々にしてみても、そのほとんどは企業や官公庁の中で、企業や官公庁を通じて社会に貢献しているからです。例えば自動車を売る人は、自分のお金で自動車を買い、自分の評判を頼りに買い手を集めているわけではありません。会社が自身の知名度と資金を使って自動車を仕入れ、顧客を集め、自動車を売り買いしています。そして営業として働く人は、会社のためにそのプロセスに協力することで、会社から報酬をもらっているのです。会社に属さず身一つで自動車ディーラーをすることなどほとんどの人には不可能なことを思えば、社会貢献というものがそもそも会社などの組織に仲立ちされていることが分かるでしょう。

 

ご家族の方が出資者となって企業を所有し、ひきこもりのご本人に顧問に就任してもらう場合も、これと同様です。会社が社会と関わっているため、ご本人は会社のために仕事をすることで立派に社会復帰し、社会貢献していると言うことができるのです。

 

しかもこの場合、既存の会社や官公庁に就職するのとは違って、それぞれの職場の文化やルール、人付き合いといったものから自由に仕事をすることができます。ひきこもりの方が抱えがちなコミュニケーションと人間関係の問題をスルーすることができるのです。さらに、ただ単にご家族の方から家事手伝いなどを任されて金銭を得る場合とは違って、ご本人は会社顧問という明確な社会的役割を与えられています。このことはご本人が持つ自信、自尊心にもポジティブな影響をもたらすことでしょう。

 

しかし、どれほど魅力的に見えたとしても、そもそもこんな方法は実現不可能だと思われるかもしれません。しかしこの点についても、意外にもそうではないかもしれません。いずれにせよ、検討に値する選択肢であるといえます。

 

以上のことを振り返ってみましょう。既存の組織に就職するという目標にこだわらず視野を広げてみると、会社設立・顧問就任という新しい社会復帰の可能性が見えてくることがわかりました。そして、そもそも会社を通じた社会貢献はありふれたことであるため、ひきこもりのご本人が会社顧問を務めることも立派な社会貢献なのだと言えます。会社顧問を務めるなかで、ご本人が抱えるコミュニケーションや人間関係をめぐるより困難な問題にはじっくりと取り組みながら、そうした困難からはひとまず自由になって先に社会復帰、社会貢献を果たすことができるのです。

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