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ひきこもり支援の中で、何を支援すべきかのかが問題になる場合があります。もちろん被支援者がどのような支援を求めるのか主導的に決定してくれれば被支援者はそれに従うだけで済みますが、そのような理想的な状況でない場合がほとんどです。支援者はどのように考えていくべきでしょうか?
一つの手がかりになるのは、ライフラインとライフスタイルを区別していくということです。ここでライフラインというのは最小限の収入と持続可能な生活の見通し、精神的健康を保てる環境のことを言います。他方でライフスタイルとは、ライフラインの上に築かれる特定の生活の仕方、余暇の過ごし方や他人との交流、社会的な役割のことです。
しばしば、ライフラインとライフスタイルは一緒くたにされてしまいます。例えば就労の問題を考える際にも、好みのライフスタイルという考慮要素が同時に問題になっていると、ライフラインの問題を上手く解決していくことができません。ここでライフスタイルよりも前にライフラインの問題にフォーカスすることができれば、本人と周囲の人が一致して協力しやすくなります。あるいは、ライフラインの問題だけに集中するのであれば、生活保護を受給するという道もある訳ですから、必ずしも働く必要はないとも言えるということが明確化されたりします。
本質的には、ライフラインとライフスタイルでは、他人の関わり方が異なると言えるでしょう。ライフラインに関しては、本人の生存に必要不可欠と考えられますので、(少なくとも社会的または倫理的には)本人の積極的な同意がなくても他人が関与することが許容されると考える余地があります。他方で、ライフスタイルに関しては、ライフラインと同じレベルで必須のものとは言えない訳ですから、より慎重で本人の意思決定を尊重した手続で他人が関与することが望ましいと言えます。特に支援者と被支援者が同居していたり親子関係があったりすると、ライフラインとライフスタイルの間で他人の関与の許容度が異なるということが分からなくなってしまうことがあります。
ライフラインとライフスタイルを区別するという形で、後者に積極的な位置付けを与えるということも重要です。なぜならライフスタイルの問題を無視するように関係者に求めることは、関係者の心理的な葛藤を産んでしまうからです。完璧主義的傾向がある人は事象の特定の側面を無視することを苦手としています。そういった人が無理に特定の問題を無視しようとすると、心理的な負荷がかかって上手くいきません。そこでライフスタイルの問題も正面から位置付けるが、他方でライフスタイルよりもライフラインの問題に先に取り組むという優先順位を明確化することで、心理的負荷を避けることができます。
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