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自閉スペクトラム症と定型発達の板挟みによりコミュニケーショントラブル(自閉スペクトラム症の人と定型発達の人の付き合い方㉜)

ASDの人と定型の人に同時に
関わらなければいけない人は、
特有の困難に直面することがあります

世の中には色々な人間関係があります。多人数の人間関係を考えてみましょう。多人数が関わる人間関係では、どの人物どうしに関係があるのかには色々なパターンがあります。必ずしも全員が全員と直接の関係性を持っていないような人々の集まりもありえます。例えば、AとBは直接会って話しており、BとCも同じだが、AとCは実際に会ったことがなく話の上でだけ互いを知っているという場合があります。

 

こういった場合にAが自閉スペクトラム症(以下ASD)でBとCが定型発達(以下定型)である場合に、Bが板挟みになってしまうことがあります。具体的には、AがBに語っていることとCがBに語っていることが矛盾した方向性を持っている場合に、そういうことが起こりえます。もちろん、板挟みという現象は一般的に起こりえます。それでは、ASDの人と定型の人との間で板挟みになるということの特有の問題は何でしょうか?

 

一般的に言えば、ASDの人は(定型に関する)人間的事象について、低い判断能力しか持っていません。また(定型に関する)人間的事象についてのコミュニケーション能力も低くなりがちです(逆に定型の人は、ASDの人に対して同様な理解不足を抱えているとも言えます)。この点でのASDの人と定型の人との違いが、問題を難しくします。例えば、BとCが何らかの人間的事象について共通の認識を獲得することができたとしても、Aの見解に(不当に)Bが引きずられてしまっているとCに思われることがあり、紛争の原因になりえます。というのも、CにしてみればAの見解が単に不見識なだけであるのに、BがAとCとの間でバランスを取ろうとしているからです。

 

なぜBは引きずられてしまうのでしょうか? もちろん、Bに完璧な判断能力があれば問題は生じません。残念ながら、多くの定型の人は、自分が相談した色々な人物の見解をミックスして自分の見解を作り上げるということをやってしまいがちです。そういった場合に、BがAの言動からAの見解を推測することが上手くいっていないと、A自身がさほどこだわっていない見解についてAが強くコミットしているとBが誤解してしまうことがあります。他方で、Cにはそのような誤解は生じにくいのです。というのもそういった誤解のリスクは、直接に会ってコミュニケーションしているかどうかによって大きく異なるからです。これがBとCとの間でAの見解についての予測差を生み出し、当事者に混乱をもたらします。

 

このようなタイプのトラブルを防ぐことは実際のところ相当に難しいと思われます。一つの対処方法としては、なるべく客観的な根拠で語るということです。CがBに対して語っている内容が良識にかなっておりかつ合理的であるならば、CがBをさらに引き戻すということも可能になります。CにおいてはBと同じようにA側に引きずられてしまうのではなく、客観的に合理的に判断することを心がけることで、多少は上のようなトラブルを避けることができるのではないかと思われます。

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