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 ひきこもりオンラインハンドブック
人間関係の「復元力」とASDの根本的な社会的孤立
自閉スペクトラム症の人と定型発達の人の付き合い方⑦

孤立に陥りがちな原因は、
人間関係の「復元力」の捉え方に
あるかもしれません

 

自閉スペクトラム症(以下ASD)の人が社会的に孤立しがちなことは、少しでもASDについて知っている人であれば、よく分かると思います。コミュニケーションに関係している障害の場合、社会的な関係が上手くいかないということは当然と思われます。しかし、ASDの人の社会的な孤立には、より深い構造的とも言える問題があります。この記事ではASDの人の社会的孤立について一歩進んで解説したいと思います。

 

ASDの人のコミュニケーションの失敗を描写してみましょう。あるASDの人と定型発達の人が端から見ると良い関係性にあるとします(客観的には確かにそのようだと仮定してみてください)。あるとき、何か定型発達の人がした行為について、ASDの人が不満を持ちました。そのような場合に、ASDの人は定型発達の人との関係をそこで終了させてしまう場合があります。定型発達の人同士の関係とここでの関係とは、何が違うのでしょうか?

 

定型と定型の場合、良い関係には復元力とでも呼ぶべき力がはたらきます。相手との関係が重要なものであればあるほど、人は、些細な諍いを乗り越えて再び良好なコミュニケーション状態に復帰するように努めます。そういった努力がうまく引き出されるような関係には、復元力があると言えます。どうしてこのようなメカニズムがあるのでしょうか? それは、いくら良い関係でも親しい関係になればなるほど粗も見えてくるものだと、お互いが了解しているからではないでしょうか。自分にとってその付き合いが重要なものであるならば、多少の欠点は乗り越えようと、自分から関係を取り戻す努力をすることを選ぶ人が多いでしょう。定型発達の人同士の場合、だからこそ親しい関係には復元力があるのだと言えます。

 

ASDの人(の一部)は定型発達の人との関係のなかで、このような復元力に欠ける関係の捉え方を持っていることがあります。ASDの人は、客観的には良好な関係であったとしても、定型発達の人との間でトラブルがあると、直ぐに関係を終結させることを選びがちなように見えます。これはそもそも、関係の捉え方に復元力がないからです。簡単に言えば、密接な人間関係には、修復のための自己努力が当然に含まれているということを知らないASDの人がいるということです。

 

復元力は、親しい間でこそ必要となる力でした。近いからこそ粗が見えたのです。すると復元力に欠けるため、客観的に見ればASDの人にも望ましい人間関係であっても、ASDの人にとっては非常に安定感を欠くものにとどまってしまうということになります。すなわち(一部の)ASDの人は、定型の人と関係性が密になって親しくなるとトラブルが増え、結果として関係性を終了させてしまうということです。こういったことを繰り返していると、ASDの人の周囲には表面的な人間関係を持っている人たちだけが集まってくることになります。これが最初に指摘したASDの人の根本的な社会的孤立です。

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