オンラインで全国対応 東京のひきこもり家族支援・相談・カウンセリングなら
C&C ひきこもり家族コンサルティング

《相談室》〒107-0062 東京都港区南青山2-2-15
     東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」5番出口から徒歩1分

 

お気軽にお問合せください(営業はお断りしております)

070-4339-2561
開室時間
10:00-18:00
定休日
年中無休 (12/30-1/3を除く)

ひきこもりオンラインハンドブック
人間関係において要求と主張を区別することが重要。不要な借りを作らないために。

事実を指摘する主張と、相手に行動を求める要求とを区別することは、
人間関係のなかでも意義を持ちます

家庭内のトラブルに関して助言させていただいていると、問題の基本的な構成要素を丁寧に区別する必要に迫られることがあります。問題自体は身近なものであったとしても、それを理解し解決しようとする枠組みの方にはある程度の複雑さが出てくることがしばしばやむを得ないところなのです。この記事で解説する要求と主張の区別も、些細なトラブルを解決するために必要になります。

 

同じことを他の人に伝達する場合でも、その伝達は要求と主張という二つのモードで達成されえます。主張というのは、事実として今状況がどうなっているかを端的に指摘するコミュニケーションとして理解できます。他方で、要求においては、話者は事実として事がどうなっているかを述べたいのではなく、聞き手を促してむしろ現状を変化させようと望んでいるわけです。文脈にもよりますが例えば、家に帰ってきた家族が「外は雨だったよ」と言うことは事実の指摘であり、主張です。しかし付け加えて「タオルを持ってきてほしい」と言うとすれば、それは聞き手に一定の行動を求める要求をしていることになるでしょう。

 

この二つのモードを区別することは、それだけで見れば簡単に見えます。しかし実際の会話の文脈でこの区別を意識することはさほど簡単ではありません。AがBに助言する場合を考えてみましょう。「○○した方が良いよ」という語り方は助言の基本形式ですが、これは要求でしょうか主張でしょうか。おそらく場面に応じてどちらとも位置付けられるでしょう。こうした発言は、聞き手が実際に行動をすることを期待する世話焼き、せっつきとしても言われますし、聞き手がたとえ従わないとしても言っておきたい客観的な指摘としても語られるからです。「この部屋は暑いね」という発言はいっそうありふれた例です。単に部屋の暑さを指摘しているだけかもしれませんし、暑いから窓を開けてくれという要求かもしれません。

 

主張と要求を区別することが重要であるのは、単なる主張のつもりが要求と受け取られてしまうと、相手にその要求に答えたからということで見返りを求められてしまうかもしれないからです。相手に対して何らかの要求をすると、その見返りに相手から別の要求を受けることはありがちなことです。主張であれば、それは事実についての単なる指摘ですので、相手に対して何か借りを作ることにはなりません。無理強いしたいわけではなく相手自身で判断して従うか否か考えてほしい助言を行いたい場合、要求ではなく主張であることをはっきりさせることで、不要な貸し借りの関係に入ることなく問題に客観的にアプローチすることが期待できるでしょう。

---

本サイトを運営している相談室「ひきこもり家族コンサルティング」では、「ひきこもり」当事者やご家族のご相談を中心に各種相談にのり、問題解決の手助けをしております。お悩みを抱えている方は、こちらのトップページより当相談室の概要をご確認のうえ、ぜひお問い合わせください。

共感の苦手な人と付き合うためのライフハック(ASDの人との付き合い方①)

身近な人が自分の話に共感してくれない、という悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?

いつも「なぜ共感してくれないの!」と思ってイライラしたり悲しくなったりしてしまっていませんか?いつもそういったことを繰り返していては心の健康を損なってしまいます。どうしたら良いでしょうか?

自閉スペクトラム症は共感が苦手
 しかしそもそも「共感」とは?

「自閉スペクトラム症の人は共感が苦手だ」と紹介されることがよくあります。しかし自閉スペクトラム症の共感能力というポイントについては、普通思われているよりも注意深く理解する必要があります。

コミュニケーションの失敗を見逃さない

皆さんは、コミュニケーションに困難を感じたことはありますか? コミュニケーション能力を向上させるためにはトライ・アンド・エラーを繰り返して暗中模索するしかないと思われていませんか?このような理解には、二つの難点があります。

自閉スペクトラム症という診断名の活用法

この記事では、自閉スペクトラム症という診断を活用する一つの方法を提案しています。あなたの生活の問題を解決することができるかもしれません。

お問合せ・ご予約はこちら

お電話でのお問合せはこちら

070-4339-2561
LINEでもお問合せができます
開室時間
10:00-18:00
定休日
年中無休(12/30-1/3を除く)

お電話いただいたときに不在の場合は、後ほどこちらから折り返しご連絡いたします。こちらからのお電話に差支えのある場合は、その旨を留守番電話でお伝えください。

 

お電話でのお問合せ

070-4339-2561

お電話をいただいた際に不在の場合は、後ほどこちらから折り返しのご連絡を差し上げることもできます。
ご希望の方は、留守番電話にその旨をお伝えください。電話対応時間は原則10-18時となっております。営業は内容問わずお断りしておりますのでご了承ください。

LINEでもお問合せ受付中

LINEでもお問合せが可能です。以下のボタンを押すと、スマホならそのままLINEに移り、PCではQRコードが表示されます。

お問合せフォームからのお問合せ、ご予約は24時間受付しております。お気軽にご連絡ください。

サイドメニュー