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ひきこもりオンラインハンドブック
コミュニケーション・トラブル回避の大原則 相手と自分の認識の相違の存在に明示的に言及する

認識の違いに気づかない人だと
思われてしまうこと、
それがコミュニケーショントラブルの最も一般的な原因です

昨日
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他の色々な記事で、自閉スペクトラム症(以下ASD)の人と定型発達(以下定型)の人との間のミスコミュニケーションを論じてきました。もちろんコミュニケーショントラブルは、ASDの人と定型の人との間以外で起きる場合もあります。そこでより一般的にコミュニケーションの失敗を分析できれば、トラブルを未然に防ぐことがよりよくできるはずです。この記事では少々一般的にコミュニケーショントラブルについて考えたいと思います。

 

コミュニケーショントラブルのよくある発生パターンを描写してみましょう。登場人物はAとBとします。Aは(Aに対する)Bの特定の行動を望ましく思っていないとします。例えばAがBに対し習慣的によく贈り物をしているものと想定しましょう。他方、A自身はBから贈り物をされることは望ましくないと思っているとしましょう。このような状況下で、コミュニケーションのトラブルを避けるために、Bはどのように振る舞えば良いでしょうか?

 

おそらく、ほとんどの人は、相手が嫌がることは止めるという一般的な規則を適用して、Bは贈与をストップすべきであるという判断を下すでしょう。というのも、Bが贈与を続ければAに嫌われてしまうだろうし、それはAの望むところではないはずである、と考えるからです。もしかするとこのような事例における正しい振る舞いは一見して明白であるため、そもそもなぜこんな簡単な状況設定でトラブルが生じるのか、不思議に思われるかもしれません。

 

難しさは、Bの立場に立って考えてみるということにあります。第三者にとっては簡単なことでも当事者には難しいということがあります。ここでBにとって普通難しいのは、相手が自分の贈与に望ましくないと思っているということに気付くということではありません。第一にAとBの認識に相違があるとAが思っていることに気付き、そして第二に〈AとBの認識に相違があるということ〉をBが認識していないとAが思っていることに気付くということです。この第一の気付きと第二の気付きを区別することが重要です。しばしば、第一の気付きに到達していることだけで、認識すべきことを全て認識していると一方当事者が誤認してしまうという現象があります。本当に重要なのは第二の気付きで問題にしているような相手の認識によって相手から自分への否定的な評価が帰着するということに気付くことなのです。第一の気付きと第二の気付きを区別しないと、第二の気付きに到達していないということ自体に気付くことができません。こうしてミスコミュニケーションが上手く是正されない構造にはまり込んでしまうということがあり得ます。

 

自分自身がそのような状況に落ち込まないようにするための対処法としては、自分と相手に認識の相違があるという客観的状況を明示的に認めることです。黙って同じことを思うことと相手方にはっきりと言うことは、相手から見れば同じではありません! 相手から見れば認識の相違があるということを認識している相手なのか、認識の相違があるということを認識していない相手なのか、ということは全く異なります。もし何かコミュニケーショントラブルが発生しそうな状況が起きたら、自分と相手の認識の相違について語るように試してみてください。確実ではないものの、トラブルにならずに済むかもしれません。

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