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自閉スペクトラム症(以下ASD)の人に向いている仕事については既に色々なところで論じられていますが、当サイトでもASDの人の強みを活かせる職場について考えてみたいと思います。ASDの特性について理解を深めることで、長所が発揮され短所が目立たなくなる環境が明らかになるはずです。
ASDの特徴として第一に挙げられるのは、コミュニケーションが苦手ということです。したがって他者とのコミュニケーションが少ない職場の方がASDの人には向いているということが言えるでしょう。昔風の言い方で言えば、ASDの人は職人気質です。職人的な働き方ができる仕事、物を相手にして一人で工夫していける職場は、ASDの人に向いています。例えばシェフやプログラマーや農業はASDの人に向いている仕事と言えるでしょう。
実は、職人的な仕事に向いているとASDの人が評価されるのは、コミュニケーション能力の要求度が低いからということだけではありません。ASDの人は一般的に、定型発達(以下定型)の人よりも特定の事柄に対して高い集中力を持っています。定型の人であれば飽きてしまって雑になるような仕事でも集中力を切らさないASDの人は、そういった仕事で重宝されます。例えばソフトウェアのバグを発見する作業は、多くの人々にとって退屈なものですが、バグの発見が得意であるという点でASDの人が評価される場合があります。これはASDの特性がその人の長所として上手く機能している例と言えるでしょう。
ただ、一方でコミュニケーションの必要性が少なく、他方で集中力を要求するような仕事は、職人には限られません。個人競技のスポーツや学術研究なども、比較的コミュニケーション以外の能力が重視されるものと思われます。もちろんこのようなタイプの仕事に就ける人の数は社会の中で多くはありませんが、年月をかけて目指していけば十分に可能性があることと思われます。
注意しなければならないのは、外から見るとコミュニケーションが少ない仕事だと思われても、実際の業務の一部にはコミュニケーションが必要とされる場合があるということです。例えば、研究職に就くことができたとしても、他人を指導することが業務の一貫として求められていることがあります。そういったケースでは元々の向き不向きに関する計算が狂ってきてしまうことになります。キャリア選択の前にその仕事の内実を綿密に調査しておくことが賢明であると言えます。
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身近な人が自分の話に共感してくれない、という悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
いつも「なぜ共感してくれないの!」と思ってイライラしたり悲しくなったりしてしまっていませんか?いつもそういったことを繰り返していては心の健康を損なってしまいます。どうしたら良いでしょうか?
「自閉スペクトラム症の人は共感が苦手だ」と紹介されることがよくあります。しかし自閉スペクトラム症の共感能力というポイントについては、普通思われているよりも注意深く理解する必要があります。
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