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ひきこもりオンラインハンドブック
ひきこもり問題に対応するご家族の姿勢の大原則
保護者ではなく支援者になること」

支援者という位置付けが重要です

ひきこもられている方のご家族で、ひきこもり本人のために何かしてあげたい、と悩まれているご家族の方はたくさんいらっしゃいます。当相談室ひきこもり家族コンサルティングにもそういったご家族の方が大勢いらっしゃいます。

 

もちろん当相談室の面談では依頼者様お一人お一人のご事情にぴったりと当てはまるようなアドバイスを差し上げるように気をつけております。ただ、そういったアドバイスの中には、どの依頼者様にも当てはまるため、どのケースでも申し上げているいわば原則のようなものがあります。そのうちで最たるものは、次のものです。

 

ひきこもりの方のご家族には保護者ではなく支援者であると自らを位置付けていただきたい、ということです。これはひきこもり問題の解決の大原則です。ひきこもりご家族の方はひきこもりご本人のご両親であることがほとんどです。そこで大抵の場合、ご両親はひきこもりご本人を子供の時から保護者として育ててこられたという過去をお持ちです。

 

ポイントは、親が子供の保護者でなくなるのはいつなのか?ということです。日本のフォーマルな制度は、子供は成人年齢に達した時点で自動的に自立した主体になり、他方で両親は自動的に保護者でなくなる、と設計されていると思われます。しかしながら、日本のインフォーマルな通念では、むしろ子供が親から独立した収入源を獲得した段階(一般的には就労)で初めて子供が親からの自立を果たす、という了解の方が中心的と思われます。多くの親御様がこの後者のタイミングまで御子様の保護者を続けようとします。一般的にはそのずれは問題になりません。後者の節目は前者の節目よりも二、三年遅れる程度であるためです。

 

ひきこもりのケースではこのズレが深刻になります。二つ目の節目がいつまでも訪れないからです。するとご家族の方は、ひきこもり本人が就労するまで、保護者としてご本人の人生に責任を負い続けようとしてしまいますひきこもりの多くのケースで成人になったが就職できずにそのままひきこもりになってしまったというパターンが見られます。

 

もしかするとひきこもりご本人が就労するまでご家族が頑張れば問題ないのではないか?と思われるかもしれません。しかしそこに落とし穴があります。ひきこもりご本人がひきこもられていることにはほとんどの場合に相応の事情(一般的にはコミュニケーションに関わる問題)があり、それをご家族が本人の代わりに解決することは多大な労力要します。

 

またひきこもりご本人を自立していない者として取り扱うことによって、本人のやる気にマイナスになるということもあります。年齢によって自立したかどうかを区別するフォーマルな仕組みともズレが生じてしまいます。最大の悪影響は、保護者という立場で振る舞っていると、ひきこもり本人が本来持っていたはずの自立性をどんどん奪ってしまうような態度をご家族が知らず知らずのうちに取ってしまうということです。

 

ではどうすれば良いのか? 上で述べたことからは、ひきこもりの方を放り出す、突き放す、または見捨てるべきである、と当相談室がお勧めしているかのように思われたかもしれません。実際には全く逆です。当相談室がお勧めしているのはご家族がひきこもりご本人のためにできる限りの助力をされることです。しかしながら重要な一点は、その助力が支援としてなされなければならない、ということなのです。保護と支援の決定的な差は相手を自分から完全に自立していると位置付けるかどうか、つまり相手の意志を尊重し、きちんと当人の同意を取り付けながら関わらなければならない相手として見ているかという点にあります。

 

もし違いがピンと来ないようでしたら、災害時のボランティア活動を思い浮かべてください。災害時のボランティアは、被災という具体的な問題に促して、被災者の支援に対する同意を前提として対等な立場からボランティアしていると思われます。いくら相手が困っているからといって、同意なしにお節介を押し付けてよいことにはなりませんし、支援の対象は被災に起因する具体的な問題に限られているはずです。ボランティアは被災者の人生全体に責任を負っている訳ではないのです。

 

それと同じように、ひきこもりご家族の方にも、ひきこもりご本人が抱えられている具体的な問題一つ一つにご本人の同意を得ながら対等な立場で助力を申し出ていただきたいのです。そしてひきこもりご本人の人生全体に責任を負うという途方もないことを企てることを止めていただきたいのです。このように支援者として振る舞うならば、保護者になることによるデメリットを回避しつつひきこもりご本人に助力することが可能です。

 

当相談室は以上のような理由で、ご家族が保護者ではなく支援者として振る舞う、ということが、ご本人とご家族の両方にとって問題解決のための最善の道になると考えております。その道案内という形でひきこもり家族コンサルティングが少しでもお役に立てれば幸いです。  

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