オンラインで全国対応 東京のひきこもり家族支援・相談・カウンセリングなら
C&C ひきこもり家族コンサルティング

《相談室》〒107-0062 東京都港区南青山2-2-15
     東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」5番出口から徒歩1分

 

お気軽にお問合せください(営業はお断りしております)

070-4339-2561
開室時間
10:00-18:00
定休日
年中無休 (12/30-1/3を除く)

C&C ひきこもりオンラインハンドブック
ひきこもりに「親の責任」を追求されたときの向き合い方 無視でも迎合でもなく

「俺がひきこもりなのはお前のせいだ」
と言われてしまったら…

引きこもり問題においてシビアな局面の一つは、引きこもり本人が親に責任を追及してくるところです。引きこもり問題において当事者とその親の関係が悪化していくということは容易に想像可能ですが、そういった場合に親の側でどのように振る舞うべきなのかは、あまり明らかではありません。この記事では親がどのように振る舞うべきなのかを論じます。

 

まず、どのようなプロセスで引きこもり本人による親の責任追及が始まるのかを確認しておきましょう。引きこもり本人と親の関係は必ずしも最初から悪化しているとは限りません。特に20代前半までの引きこもりは、親と特に摩擦を引き起こしていない場合が多いです。これは引きこもりの年数がまだ少ないため、引きこもり本人があまり引きこもり状態について深刻に捉えておらず、むしろ目先の心踊る社会的活動がないために、引きこもりという選択を当然視しているという側面があります。

 

しかしながら、月日が経つについて本人と家族の焦りは増していきます。同世代の社会的な活躍も目につくようになりますし、本人が取り組むことができると想像できる社会的活動の幅も少なくなっていきます(本当に少なくなっているのかは別問題です)。本人や家族が引きこもり事態について焦りを感じると、犯人探しが始まります。そういった犯人探しの中で親がターゲットになることが多くなります。なぜならば引きこもり本人と親が同居している場合が多いですし、引きこもりの本人の人生に多大な影響を親が与えてきている(と引きこもりが想定しやすい)場合が多いからです。

 

引きこもりによる親の責任追及は、様々な形態の主張によることが考えられます。例えば親の育て方が悪いので子供の自分の性格が歪んでしまってそのせいで引きこもりになってしまっているという主張や、決定的なポイントで親が協力しないか妨害したために自分が適切なキャリアを積めなくなってしまったという主張です。こういった主張に対して親はどのように応答すべきでしょうか? 当然のことながら、引きこもり本人の戯言として真面目に取り合わないということが最低の対応と言えます。本人と真面目に向き合わないことは引きこもり本人との関係を悪化させ、破局的結末の危険を増加させます。

 

もちろんこの記事を読んでいる方は何とかして引きこもり本人に応答しようとされていると思います。そういった場合にむしろ注意すべきことは、引きこもり本人が述べていることを何でも受け入れて同調するということは適切ではないということです。引きこもり本人が主張していることの中には事実誤認やバランスを欠いた評価がたぶんに含まれています。そういった主張でも受け入れた方が本人の機嫌は良くなるかもしれません。しかしながら、客観的に見て成り立たない主張を親が受け入れても、第三者は受け入れてくれません。引きこもり本人の主張に対してただでさえ冷淡な第三者は、少しでも客観的に奇妙なところがあると、引きこもりの主張を却下してしまいます。問題は同じことが第三者の親に対する態度にも言えるということです。親が引きこもり本人の主張を何でも受け入れていると、客観的に適切でない部分に関しては、第三者の理解や協力が得られません。そうすると親は独力で引きこもり本人とやり取りしていかなければならないことになります。これが引きこもり当事者(家族含めて)の社会的孤立の背景をなしています。

 

では、引きこもり本人の親はどうすべきか? 引きこもり本人が主張していることの中には誤っている部分もあると述べました。したがって、ひきこもり本人の主張のそういった誤った部分を上手く区別して本人を諭していくことが理想的態度であると言えます。しかし現実には、専門家でない方が引きこもり本人の話の誤っている箇所を正確に見抜いて上手く整理していくことは難しいと言えます。引きこもり本人は大抵論理的に洗練されていて、他方で人に説明することには長けていないからです。そこで専門家へ相談することをぜひご検討いただきたいと思います。

 

専門家に頼らずに引きこもりご家族の方ができることで言えば、とにかく引きこもり本人の考えについて引きこもり本人に質問することです。ほとんどの引きこもりは、質問されることまたは質問に答えることについて、否定的な反応ないし評価をしません。質問すると意外なほどコミュニケーションが上手くいくことに気付かれるでしょう。本人に質問したこととその応答を記録しておけば、後で専門家に相談する場合にも資料にすることができて一石二鳥です。いきなり専門家に相談することに抵抗感がある場合は、質問と記録から新しい取り組みを始めてみることをお勧めします。

---

本サイトを運営している相談室「C&C」では、「ひきこもり」当事者やご家族のご相談を中心に各種相談にのり、問題解決の手助けをしております。お悩みを抱えている方は、こちらのトップページより当相談室の概要をご確認のうえ、ぜひお問い合わせください。

共感の苦手な人と付き合うためのライフハック(ASDの人との付き合い方①)

身近な人が自分の話に共感してくれない、という悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?

いつも「なぜ共感してくれないの!」と思ってイライラしたり悲しくなったりしてしまっていませんか?いつもそういったことを繰り返していては心の健康を損なってしまいます。どうしたら良いでしょうか?

自閉スペクトラム症は共感が苦手
 しかしそもそも「共感」とは?

「自閉スペクトラム症の人は共感が苦手だ」と紹介されることがよくあります。しかし自閉スペクトラム症の共感能力というポイントについては、普通思われているよりも注意深く理解する必要があります。

コミュニケーションの失敗を見逃さない

皆さんは、コミュニケーションに困難を感じたことはありますか? コミュニケーション能力を向上させるためにはトライ・アンド・エラーを繰り返して暗中模索するしかないと思われていませんか?このような理解には、二つの難点があります。

自閉スペクトラム症という診断名の活用法

この記事では、自閉スペクトラム症という診断を活用する一つの方法を提案しています。あなたの生活の問題を解決することができるかもしれません。

お問合せ・ご予約はこちら

お電話でのお問合せはこちら

070-4339-2561
LINEでもお問合せができます
開室時間
10:00-18:00
定休日
年中無休(12/30-1/3を除く)

お電話いただいたときに不在の場合は、後ほどこちらから折り返しご連絡いたします。こちらからのお電話に差支えのある場合は、その旨を留守番電話でお伝えください。

 

お電話でのお問合せ

070-4339-2561

お電話をいただいた際に不在の場合は、後ほどこちらから折り返しのご連絡を差し上げることもできます。
ご希望の方は、留守番電話にその旨をお伝えください。電話対応時間は原則10-18時となっております。営業は内容問わずお断りしておりますのでご了承ください。

LINEでもお問合せ受付中

LINEでもお問合せが可能です。以下のボタンを押すと、スマホならそのままLINEに移り、PCではQRコードが表示されます。

お問合せフォームからのお問合せ、ご予約は24時間受付しております。お気軽にご連絡ください。

サイドメニュー