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C&C ひきこもり家族コンサルティング

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ひきこもりオンラインハンドブック
C&Cの方法(2) カウンセリングとコンサルティングの相乗効果

カウンセリングとコンサルティングはどちらも不可欠な手法で、
合わさって相乗効果を生み出します

ひきこもり家族コンサルティングは、カウンセリングだけでなくコンサルティングも実施可能な相談機関です。

 

一般的には、カウンセリングとコンサルティングは目的も性質も異なるとされるため、同じ相談機関の中で二つのサービスを受けられるということは珍しいと思われます。当相談室においてこの二つのタイプのサービスを提供しているのは、ひきこもり問題の解決にその両方が必要になるからです。この記事ではカウンセリングとコンサルティングの両方がひきこもり問題の解決のために重要である理由を解説します。

 

ひきこもりのご相談に関してカウンセリングが必要になる、ということは直感的にご理解いただけると思います。ひきこもりのご本人とご家族が抱えられているお悩みは心理的な問題ですから、その解決の専門家は心理カウンセラーであり、そして心理カウンセラーが提供できるサービスがカウンセリングである――このようにお考えの方が多いと思います。そしてこのようにご理解いただいて問題はありません。カウンセリングは主に依頼者様が持っている元々の問題解決能力の発揮をお手伝いするということに焦点を当てています。自分が話していて安心できる人に相談していると問題が自然に解決した、という経験はありませんか? 心理カウンセラーは依頼者様のお話に丁寧に耳を傾け、依頼者様が自らの語りの中で気持ちの整理がつくということを目指す傾聴という働きかけを行います。心理カウンセラーは傾聴の専門家なのです。

 

では、カウンセリングだけでなくコンサルティングも必要なのはなぜでしょうか? カウンセリングと比較したとき、コンサルティングはどのようなサービスなのでしょうか? コンサルティングは問題を分析し解決策を提示するサービスです。カウンセリングだけでなくコンサルティングが必要になるのは、しばしば依頼者様が持っている問題解決能力が十分でない、という場合があるからです。もし解決されるべき問題が完全に心理的な問題であるならば、それは依頼者ご自身の内省によって解決され得ますし、それは傾聴という手段によって促進されるものと言えます。しかしながら、ひきこもり問題は心理的な問題であるだけでなく社会的な問題でもあるという点が特徴的です。ひきこもる原因の多くは職場や家庭でコミュニケーション上の摩擦が生じることにあります。そういった摩擦は一人の人の心の中にあるというよりも二人以上の人の間にあるため、社会的な問題であると言えます。そうすると社会的な問題の解決に必要な具体的な手段を提案するものとして、新たにコンサルティングという手法が必要とされるのです。

 

反対に、コンサルティングという手段だけでは、ひきこもり問題を解決することはできません。ひきこもり問題は単に人間関係の問題である訳ではなく、むしろその人間関係についての関係者の認知の問題でもあるからです。そういった複雑な構造を分析することによって問題を取り出すというコンサルティング的な試みが成功したとしても、関係者の心理を押さえた適切な一手一手を実施できなければ、解決策も絵に描いた餅になってしまいます。したがってコンサルティングの手法を実施したとしても、最後はカウンセリングの枠内にそれを組み込むという形で依頼者様の問題解決に繋げるということが必要になります。これがコンサルティングだけでなくカウンセリングも必要になる理由です。

 

このように、ひきこもり問題においてカウンセリングとコンサルティングの併用は大きな効果を発揮します。当相談室はその二つを同時に投入できる国内有数の相談機関です。ひきこもり問題でお困りの際はぜひご連絡ください。

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