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弱者に問題を押し付ける構造としての自己責任の論理を超えるには「不自由」の識別が重要だ

不自由でないことはよくある…

この記事では一つのかなり抽象的な問題について解説したいと思います。それは問題が弱者に押し付けられるメカニズムは何か、という問題です。しばしば本人が自由に決定したことだからという理由で、客観的に適切でない行為の結果をその行為の主体に引き受けさせるという構造が見受けられます。このような構造はそれ自体としては不当なものではありませんが、その実際の当てはめは、それと指摘されれば不正であることが容易に分かるものである場合も多いのです。ですが、通常はこの構造が作り出す関係性のためにそのような不正はなかったことにされてしまいます。

 

上の構造で本人に行為の結果を引き受けさせることを正当化しているのは、本人が自由であるという前提です。しばしば問題の構造が不正に他ならなくなってしまうのは、このような前提が具備されていないケースにおいても、あたかも前提が成り立っているかのような仮定が意図的にまたは意図せずして関係者に共有されているためです。つまり本当は本人が全然自由でないのに、上のような理屈を使って何らかの行為の結果を押し付けることが世の中ではまかり通ってしまうということが問題なのです。人が自由でなくなる要因は本当に多様であり、人間について一定の見識がないと、自由でない人を自由であると見誤りがちです。

 

この記事では特に、そういった自由に見えるが実のところは不自由である一つのケースに焦点を合わせましょう。それは障害のケース、観察によって発見することが困難なタイプの障害のケースです。例えば発達障害などはこれに当たります。生まれつき発達障害を持っているため、世の中の多数派の定型発達と上手くコミュニケーションを取ることができず、追い詰められていく発達障害当事者はたくさんいらっしゃいます。追い詰められた当事者の中には、追い詰められていれば多くの人がしてしまうように、社会的に不適切な行動に出てしまう人もいます。そういった場合には、発達障害当事者を裁くことによって我々の社会が不正を犯しているのではないか、ということが問題なのです。もちろん社会的に不適切な行動は褒められたことではありませんが、その背後に隠れている発達障害による不自由さを無視して当人を責めることは不正の誹りを免れません。

 

実際のところ、自分の苦労が発達障害によるものと知らず、有効な対策をとることもできず、日々苦労されている(自覚なき)発達障害当事者は社会の中に大勢いらっしゃいます。我々の社会が気をつけるべきなのは、発達障害と既に診断されている人だけでなく未だ自身でその種の障害の存在に気付いていない人についても、客観的に当てはまらない前提の下で一方的に責め立ててしまっていないか、ということではないでしょうか。

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