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C&C ひきこもりオンラインハンドブック
引きこもり当事者を追い詰めないことの重要性と
それでも引きこもりが追い詰められてしまう背景の分析

ひきこもりを追い詰めるべきではないのに、
なぜ実際は追い詰められているのか

引きこもり本人を追い詰めないようにすることは、引きこもりの支援者にとっても社会全体にとってもまず気を付けるべきことです。引きこもりを積極的に追い詰めたいと思っている人はいないでしょう。(人間は追い詰められて成長すると思っている人は違うかもしれません。しかしそういった人も過度に人間を追い詰めることが成長に対してマイナスに作用してしまうということは認めるでしょう。引きこもりの置かれている状況を具体的に知らない人は、必要以上に当事者を追い詰めてしまいます。しかしその話はここでは措いておきます。)そうすると、引きこもりを追い詰めてしまうということは意図せずして行われていることになります。しかしながら、そもそも一体なぜ引きこもりを意図せずして追い詰めてしまうのでしょうか?

 

引きこもりの人は何らかの意味で自立が難しくなっています。しかし他の多くの自立が経済的自立を基盤にしていることを考えると、注目すべきは経済的自立です。引きこもりの人は何よりもまず経済的に自立していないということが特徴的です。そこで、引きこもりを意図せずして追い詰めてしまうことは、経済的に自立していない人を意図せずして追い詰めてしまうということを意味しています。経済的に自立していない人が追い詰められてしまうのはなぜでしょうか?

 

幸いなことに日本国憲法は国民の権利として健康で文化的な最低限度の生活を送る権利を国民に保障しています。引きこもりも国民の一員として、経済的に自立していなくても、健康で文化的な最低限度の生活を送ることは保障されているはずです。この権利保障を具体化したものが生活保護の制度になります。では経済的に自立していない人でも生活保護によって最低限の生活を送ることができる訳ですから、引きこもりが「追い詰められてしまう」という上の話はどのように生じるのでしょうか?

 

重要な問題は、究極的には生活保護の制度で解消されるはずの経済的な自立の不能ということが、あまり実効的に解決されていないということです。引きこもり本人が生活保護によって経済的に安定するまでには、多くの障壁がクリアされなければなりません。本来は国民の権利として生活保護を受給できるはずであっても、社会的なスティグマがあったり行政が給付に消極的であったりすることによって、権利行使の実効性は損なわれてしまいます。また権利を行使することが何らかの事情でできない人、例えば発達障害のために上手くコミュニケーションして生活保護を受給したりそれが可能になるように周囲の人に支援を求めたりすることができない人、もいます。

 

支援者や社会全体がこのような問題が存在することを見て見ぬふりをするならば、それは結局のところ問題を経済的に自立していない当事者に押し付けていることと同じです。このような押し付けが引きこもり本人を意図せずして追い詰めていると批判されるべき実質なのです。そこで支援者や社会全体にとって一つの課題が導かれます。それは、引きこもりは経済的に安全な状況に到達するためにステップバイステップで支援していき、引きこもりが追い詰められてしまうという事情を避けるように細かく関与していくということです。結局のところ、社会的に追い詰められた人が自暴自棄になって社会的に不適切な行動に出てしまうという危険は、放っておくとどんどん高まります。結局は周囲の人や社会に跳ね返ってくる問題ですので、引きこもりを追い詰めずに問題を解決していくという覚悟が、身近な人にも社会全体にも求められていると言えるでしょう。

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