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あまり注目されていませんが、ひきこもり問題と介護の問題の間には連続性があります。共通点として、例えば、両方とも家庭の内部で起きているということ、関係者の心情が大いに関わってくる問題であるということ、が挙げられます。しかし両者は問題として類似点を持つだけでなく、その解決のためにも類比的な対応策が求められているのです。この点はあまり指摘されてきませんでした。この記事では、なぜこの二つの問題が類比的な対応を必要とするのかについて、解説します。
まず、両方の問題が家庭で発生しているということに注目しましょう。家庭内で発生するあらゆる問題に共通の特徴として、家庭外から問題の存在が察知されにくいということがあります。これはドメスティックバイオレンスや虐待にも共通しています。社会の側の「家庭のことは家庭内で解決すべきだ」という突き放すような態度が、しばしば家庭内の問題を隠蔽してしまいます。しかしこういった公共的な支援が及びにくい領域で個人が疲弊してしまうことを防ぐ責任は、社会にもあるのです。ひきこもりでも介護でも、個々の家族に問題を押し付けることなく、社会全体でその対応に取り組むという基本的な構えが必要です。
次に、両方とも当事者が心理的に追い詰められてしまうという側面があります。もちろん例外的なケースに過ぎないものの、ひきこもっている人やその家族が刑事事件を引き起こすこともあれば、介護疲れによる殺人事件が起きるケースもあります。こういったケースでは、家庭内の事情を知らない部外者から見ると、「公共的な支援を利用するなど、もっと平和な対応が取れたはずだ」という感想が生じることでしょう。しかしそのような穏当な解決を思い付くことができないほど当事者の心が追い詰められてしまうということこそが、問題の一部となっているのです。当事者が心理的に追い詰められてしまう背景には、上で述べたような社会的な孤立があります。ひきこもり問題も介護の問題も、公共的な支援それ自体はある程度まで用意されているのですが、問題の所在がよく知られていないために、必要な人々が必要な支援を得られていない実情があります。
これらの問題点を見ていくと、ひきこもりと介護に連続的で共通の解決策が見えてきます。それは家庭内の問題を家庭内で解決することができなくなった場合に、できるだけ早くその問題を公共化するということです。というのも、そもそも問題が「社会全体の問題なのだ」という公共的なものとして理解されていなければ、公共的な支援を受けるということすらできないからです。もっと言えば、そのような選択肢を当事者が考えつくということさえできないからです。社会全体でそのような公共化の適切な方途について知恵を絞る必要があるでしょう。家庭の問題は家庭だけでなく、社会として取り組まれるべき公共の問題でもあるのです。
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