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ひきこもり相談で意識しておきたい重要なポイントは、結果を出すことに固執しないということです。それは専門家であっても家族であっても、もちろん本人であっても同じです。結果を求めないでいるというのは支援をなあなあで済ませることと映るかもしれませんが、実は結果を求めることこそ、ひきこもり相談に大きな歪みをもたらします。この記事ではひきこもり支援でなぜ結果を求めるべきでないのかを解説します。
まず、ひきこもり支援が支援である以上、相手方であるひきこもり本人の意向や協力を度外視して結果を実現することは、そもそも目指すべきではないという点があります。支援される者が、被支援者の当然の権利として支援を断るという場合もありますし、被支援者が支援者に不当な要求をするために支援を実現できないという場合もあります。そういった相手方の出方に応じて最終的な成果は簡単に変わってしまうので、最初から特定の成果を確実に実現しようとしても意味がありません。
次に、結果という概念が曖昧であるということがあります。例えば本人の心理的ストレスが減ったとすれば、それは一つの良い支援結果であると言えます。しかし、本人の就労が結果だと家族(や本人)が思っていると、そういった小さな改善を見落としてしまうことになります。ひきこもり問題は、小さな改善を積み重ねていくことができなければ到底解決できないような大問題です。結果が曖昧ななかでいたずらに結果を求めると、地道な工夫を続けていくことが妨げられかねません。
最後に、結果を直ぐに発生させるような手段は、社会的に望ましいものでないと予想されるということがあります。例えば、ひきこもりであれば、本人が住居から物理的に連れ出されればひきこもりではなくなる訳ですが、それは重大な人権侵害が懸念されるような働きかけですし、少なくとも社会的に好ましからぬ働きかけであると言えます。そのような行為に出ることを意識していなかったとしても、支援者が内心で結果を求めて支援をしているだけで、同じような実力行使的発想に結び付く危険があると言えます。
これらの理由によって、ひきこもり支援において結果を求めることには大きな問題があります。表向きには結果を求めていないと表明していても、心の中では特定の(しばしば過大だったり曖昧だったりする)結果を求めているということがありえます。支援者(または本人)は特定の結果を追い求めていないか、自分に尋ねてみてください。支援者(または本人)が結果を求めることが本当に適切なことかどうか今一度考えてみることをお勧め致します。結果を求めないということは、なあなあで済ませるということではなく、被支援者の意志を尊重しつつ着実に支援を前進させる上で、とても重要な態度なのです。
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