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ひきこもり相談で依頼者様とやり取りさせていただく中で、多くの方がふと疑問に思われることがあります。ひきこもり相談の終わりは、どのような形になるのだろうか、と。一般的には、ひきこもり本人の就労がひきこもり相談の終着点であると想像されがちです。しかしながら、多くのケースで、ご本人が就労されるということは(短期的な目標として)現実的ではない、とご家族も思っていらっしゃいます。だから一般に想像されるよりも、ひきこもりご家族はひきこもりご本人に対して就労するように要求しているケースは、ずっと少ないと思われます。そういった事情もあり、就労の他に何を目指していけば良いのか、代わりになる目標やゴールを依頼者様が求められる場合があります。ひきこもり相談のゴールについては他の記事でも解説していますが、この記事ではひきこもり相談を英会話にたとえて、ひきこもり相談の目標やゴールについて解説したいと思います。
英会話の目標ということを考えてみましょう。英会話を習う理由は何でしょうか? もし次の海外旅行でちょっとした日常会話を楽しむだけならば、一ヶ月ほど英会話を練習すれば、旅行中に一回や二回、英語で会話してみることができるでしょう。しかし他方で、英会話を習得するためにもっとハードに練習する場合もあるでしょう。例えば英語しか話せない同僚と仕事で交渉する必要がある場合に、急いで英語のレベルを向上させなければならないという場合があります。そういった場合、旅行に行くための練習量では足りなくなってしまうかもしれません。さらに他の例で考えると、同時通訳になることを志して英語を勉強しているならば、何年勉強してもまだ習得すべきことが次々に出てくるでしょう。そういったタイプの学習の場合、実質的に学習の終わりというものは存在しません。このように英会話の場合、何を目標とするのかによってどの程度まで学習や訓練を積むのかが変わってくるし、目標設定によっては一生続けていくという場合があるということは明らかです。
ひきこもり相談もそれは同じです。例えば本人とご家族が挨拶もせずにお互いを全く無視している場合に、挨拶するようになりたいという依頼者様のご要望があるとします。おそらく、ご本人と挨拶するためには一回だけ当方に来談していただけでも十分だと思われます(もちろんケースによるところは大きいのですが)。しかしご本人がひきこもり状態にあることについての正確な理解、ご本人が客観的に必要とされている支援の提供、ご家族の将来に対する不安の解消といったことになると、数回以上来談していただく必要がでてきます。それはひきこもり問題が通常想定されているよりもずっと複雑な問題であるからです。ひきこもりご本人が一般的な水準で社会的活動を始められるには、もっと長い時間がかかります。このように、目標設定によってどれくらいの長さの取り組みが必要になるのかが変わってくるという特性は、英会話と全く同じです。
もしかすると長い時間がかかるということに触れると、ひきこもりご本人やご家族を落胆させてしまったかもしれません。しかし長い時間がかかっても、一つ一つの問題を丁寧に解きほぐしていくことが安易な無理やりの解決策よりもずっと優れていると思われます。スパッと問題を解決すると謳っている解決策は、しばしば問題の重要な細部を無視しているに過ぎないからです。
英会話の場合に、いきなりネイティブレベルになれないのであれば取り組む価値がないなどと言う人はいません。ネイティブレベルになるのに果てしない時間がかかるとしても、それまでの間にあなたの英語力は着実に進歩しています。そしてそれに応じて、その段階に応じた成果と達成感が得られるはずです。同じように、ひきこもり相談もまずは短期的で簡単なレベルで取り組み始め、必要に応じてレベルアップしていくということが合理的なやり方ではないでしょうか。ひきこもり相談に取り組んでいると、少しずつ取り組みが前進するにつれ心理的な負担が少なくなり、人生の見通しがより良くなっていくことを実感できるようになります。まずひきこもり相談を始めてみるということをC&Cは強くお勧め致します。
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身近な人が自分の話に共感してくれない、という悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
いつも「なぜ共感してくれないの!」と思ってイライラしたり悲しくなったりしてしまっていませんか?いつもそういったことを繰り返していては心の健康を損なってしまいます。どうしたら良いでしょうか?
「自閉スペクトラム症の人は共感が苦手だ」と紹介されることがよくあります。しかし自閉スペクトラム症の共感能力というポイントについては、普通思われているよりも注意深く理解する必要があります。
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