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C&C ひきこもり家族コンサルティング
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職業選択には、そして職業を選択した後でも仕事の中身を選べる際には、人の心に迷いを生む大きな分かれ道があります。それは自分のやりたいことをやるという道と、自分の人生が安定する道の二つの道です。こういったタイプの分かれ道は引きこもりと色々な仕方で関係があります。この記事で取り上げる問題は、やりたいことがなくて困っているタイプのひきこもりに対するアドバイスをどうすべきかということです。
理解がありリベラルな近親者ほど、やりたいことをやったら良いというアドバイスを身近な人にしがちなものです。本当に本人の立場に立つならば、確かに世間的に望ましい要請を満たす方向でない方向を勧める場合が多くなりそうです。しかしながら、こういったアドバイスは、やりたいことをやるつもりの人に対して、あるいはやりたいことと世俗的安定性の間で迷っている人に対しては効果的である一方、やりたいことが見つからない人に対してはあまり適切でない効果をもたらします。
それはやりたいことがない人はやりたいことをやるように促されても困ってしまうからです。しばしばひきこもりの初期段階では、関係者がやりたいことをやるように本人に求めるという態度に終始するために、問題がだんだん悪化していくという現象が観察できます。やりたいことが見つからないので、それを理由として社会参加全般を拒否することが正当化されるというスタンスをとってしまうひきこもりがいます。やりたいことをやるようにアドバイスするだけでは十分でない(それどころか逆効果になる)場合があるのに、このタイプのアドバイスだけで済むと思い込むのは、現実が見えていないと言わざるをえません。
では代わりにそういったやりたいことが見つからないタイプの人に対しては、どのようなアドバイスがふさわしいのでしょうか。もちろん具体的なアドバイスはケースごとに考えていく必要がありますが、一つの方向性として、やりたくないことを避けるように勧めるというアドバイスの仕方がありえます。
ひきこもりとの関係で問題が悪化していくのは、やりたいことを見つけるということを就労のための条件または課題としてしまうことです。これが得策でないのは、実際にはひきこもりになってしまう人はやりたくないことが(比較的)多いにもかかわらず、やりたいことを探していると、的を外した問題設定に時間とエネルギーをとられていることになってしまうからです。単純にやりたくないことを避けるという仕方で問題を設定していれば、就労できる職種が自ずから限定され、就労に関する本人と関係者の混乱が避けられるものと思われます。
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