オンラインで全国対応 東京のひきこもり家族支援・相談・カウンセリングなら
C&C ひきこもり家族コンサルティング

《相談室》〒107-0062 東京都港区南青山2-2-15
     東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」5番出口から徒歩1分

 

お気軽にお問合せください(営業はお断りしております)

070-4339-2561
開室時間
10:00-18:00
定休日
年中無休 (12/30-1/3を除く)

ひきこもりオンラインハンドブック
内向的性格と自閉スペクトラム症はどう違うのか?(1)

一見すると見分けにくいものの、
ASDの人と単に内向的性格の人とは
区別される必要があります

ある人が自閉スペクトラム症(以下ASD)であるかどうかは、かなり見分けることがかなり難しい問題です。ASDであるかどうかを診断できるのは医者だけですし、診断されたとしても本人や周囲の人が診断に納得しない場合があります。そのような納得のいかなさの根源を考えてみると、性格と障害の識別が誰にとっても難しいという事情があると思われます。そこでこの記事では性格と障害の違いを考察したいと思います。

 

特にASDと見分けにくい性格は、いわゆる内向的性格です。内向的性格を持っている人はあまり社交的ではなく、他人と積極的に交流しないように見られる人です。ASDの人も他人との関係で交流頻度が下がっていくという特徴がありますので、両者の区別が問題になる訳です。しかしながら、内向的性格とASDには大きな違いが二つあります。

 

第一に、内向的性格の人は他人との交流を一切必要としていない訳ではないということです。内向的性格の人は、親しい人と密接で深い交流をすることを、広く浅い人付き合いよりも好みます。外向的性格の人のようにパーティに頻繁に出かけることは無くても、誰か身近な人と密接な交流を持っています。他方で、ASDの人は本質的に他人と関心を共有することに(定型発達の人と同じような)関心は持っていません。ただし、ASDのこの特性は非常に見えづらくなっています。というのもしばしばASDの人は自分自身も他人との交流が必要であると誤信しており、かつ通常ASDの人は自分の関心を(共有することではなく)単純に話すという行為には興味を持っているからです。したがって、内向的性格とASDは(観察が難しいものの)身近な人との交流に対する向き合い方で異なっています。

 

第二に、内向的性格の人は、人付き合いにおいてASDの人が抱えるような問題を生じさせることがないということが言えます。内向的なのか外向的なのかということは、人がどのような仕方で心のエネルギーを補充するのかという観点からの区別であって、トラブルなく人付き合いをすることができるかどうかという区別ではありません。ASDの顕著な特徴は、(当事者が認識していない場合もあるにせよ)定型発達の人との間で特有のコミュニケーショントラブルを引き起こしてしまうということです。楽しみながら他人との交流することができるかどうかは、他人との円滑な交流がそもそも可能かどうかということとは、異なります。

 

これらの違いのために、内向的性格とASDは区別されます。実際に、外向的性格だがASDであるという方も、内向的性格だがASDでないという方もいらっしゃいます。性格と障害をきちんと区別した上で、適切な問題解決をしていく必要があります。

---

本サイトを運営している相談室「C&C」では、その背景に多くASDの事例が含まれている「ひきこもり」当事者やご家族のご相談を中心に各種相談にのり、問題解決の手助けをしております。お悩みを抱えている方は、こちらのトップページより当相談室の概要をご確認のうえ、ぜひお問い合わせください。

共感の苦手な人と付き合うためのライフハック(ASDの人との付き合い方①)

身近な人が自分の話に共感してくれない、という悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?

いつも「なぜ共感してくれないの!」と思ってイライラしたり悲しくなったりしてしまっていませんか?いつもそういったことを繰り返していては心の健康を損なってしまいます。どうしたら良いでしょうか?

自閉スペクトラム症は共感が苦手
 しかしそもそも「共感」とは?

「自閉スペクトラム症の人は共感が苦手だ」と紹介されることがよくあります。しかし自閉スペクトラム症の共感能力というポイントについては、普通思われているよりも注意深く理解する必要があります。

コミュニケーションの失敗を見逃さない

皆さんは、コミュニケーションに困難を感じたことはありますか? コミュニケーション能力を向上させるためにはトライ・アンド・エラーを繰り返して暗中模索するしかないと思われていませんか?このような理解には、二つの難点があります。

自閉スペクトラム症という診断名の活用法

この記事では、自閉スペクトラム症という診断を活用する一つの方法を提案しています。あなたの生活の問題を解決することができるかもしれません。

お問合せ・ご予約はこちら

お電話でのお問合せはこちら

070-4339-2561
LINEでもお問合せができます
開室時間
10:00-18:00
定休日
年中無休(12/30-1/3を除く)

お電話いただいたときに不在の場合は、後ほどこちらから折り返しご連絡いたします。こちらからのお電話に差支えのある場合は、その旨を留守番電話でお伝えください。

 

お電話でのお問合せ

070-4339-2561

お電話をいただいた際に不在の場合は、後ほどこちらから折り返しのご連絡を差し上げることもできます。
ご希望の方は、留守番電話にその旨をお伝えください。電話対応時間は原則10-18時となっております。営業は内容問わずお断りしておりますのでご了承ください。

LINEでもお問合せ受付中

LINEでもお問合せが可能です。以下のボタンを押すと、スマホならそのままLINEに移り、PCではQRコードが表示されます。

お問合せフォームからのお問合せ、ご予約は24時間受付しております。お気軽にご連絡ください。

サイドメニュー