オンラインで全国対応 東京のひきこもり家族支援・相談・カウンセリングなら
C&C ひきこもり家族コンサルティング
《相談室》〒107-0062 東京都港区南青山2-2-15
東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」5番出口から徒歩1分
色々なケースの中で、依頼者のご家族の方の状態に障害名が付いているということがあります。例えば、適応障害や自閉スペクトラム症(以下ASD)などです。そういった場合に、必ずしもそういった診断名が依頼者様の生活の中で活用されていないということが見受けられます。専門家としては、憚りながらそういった現状に驚かされることがあります。積極的に活用されるべきことが活用されていない状況だからです。とはいえそもそも、診断名はどのように機能すべきものなのでしょうか?
精神障害や発達障害といったラベルは、様々な仕方で利用可能です。例えば、障害年金の受給が可能になるかもしれません。会社や大学などの大きい組織に対して合理的配慮を求める根拠にもなります。しかし、最も重要な利用方法は、身近な人との相互理解の促進です。障害名のラベルが付いていないと、同じ行為について客観的に正確でない評価がなされてしまうことがあります。同じ行為でも障害の影響の有無によって評価は全く異なるものだからです。例えば、ASDの人は定型発達(以下定型)の人と同じ仕方でコミュニケーションしません。ASDの人がASDであるということを知られていないと、その人の言動は定型の言動として解釈されてしまいます。そうすると客観的に検討外れの解釈(「失礼な人だ」など)が導かれてしまいます。ラベルには、その持ち主の特性を簡便に相手と共有し、前述のような誤解を防ぐ役割があります。
逆にラベルがこのように機能していないということは、日本社会の無残な現実を表しているとも言えます。日本社会ではラベルがミスコミュニケーションを避けるための工夫ではなく、排除の原理として使われています。例えばASDなら、ASDの人と適切に関わり合うための情報としてではなく、そういった人をのけものにするための目印として使われているということです。このことは深刻な歪みをもたらしています。というのも、そういった目印が付いてしまい排除されることを恐れるために、自己の特性を相手と共有してミスコミュニケーション解消を図るためにラベル(診断名)を獲得するという、ラベルの本来の目的が阻害されているからです。
個人におかれましては、実際に自分のケースでラベルがどのように活用できるか、という具体的な観点から診断を受けるかどうか検討していただく他ないと思われます。個人を取り巻く社会環境がそのラベルの持ち主にどういった態度を持っているか(差別的なのか公平なのか)は、各人ごとに異なるからです。しかしそもそもラベルをコミュニケーションの改善のために利用するという発想をお持ちでないかもしれません。そういった場合は、ラベルを利用した問題解決のモデルケースをぜひご説明したいと思います。
---
本サイトを運営している相談室「C&C」では、その背景に多くASDの事例が含まれている「ひきこもり」当事者やご家族のご相談を中心に各種相談にのり、問題解決の手助けをしております。お悩みを抱えている方は、こちらのトップページより当相談室の概要をご確認のうえ、ぜひお問い合わせください。
身近な人が自分の話に共感してくれない、という悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
いつも「なぜ共感してくれないの!」と思ってイライラしたり悲しくなったりしてしまっていませんか?いつもそういったことを繰り返していては心の健康を損なってしまいます。どうしたら良いでしょうか?
「自閉スペクトラム症の人は共感が苦手だ」と紹介されることがよくあります。しかし自閉スペクトラム症の共感能力というポイントについては、普通思われているよりも注意深く理解する必要があります。
開室時間 | 10:00-18:00 |
---|
定休日 | 年中無休(12/30-1/3を除く) |
---|
お電話いただいたときに不在の場合は、後ほどこちらから折り返しご連絡いたします。こちらからのお電話に差支えのある場合は、その旨を留守番電話でお伝えください。
お電話でのお問合せ
お電話をいただいた際に不在の場合は、後ほどこちらから折り返しのご連絡を差し上げることもできます。
ご希望の方は、留守番電話にその旨をお伝えください。電話対応時間は原則10-18時となっております。営業は内容問わずお断りしておりますのでご了承ください。
LINEでもお問合せ受付中
LINEでもお問合せが可能です。以下のボタンを押すと、スマホならそのままLINEに移り、PCではQRコードが表示されます。
お問合せフォームからのお問合せ、ご予約は24時間受付しております。お気軽にご連絡ください。