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C&C ひきこもり家族コンサルティング
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当相談室(C&C)のWebページの多くの箇所で、自閉スペクトラム症(以下ASD)であるかどうか医師の診断を受けることの重要性について語ってきました。ASDでだけでなく注意欠如/多動症(以下ADHD)に関しても、医師の診断を受けることは本人と周囲の人に多大な重要性を持っています。この記事では、ADHDであるかどうか、特にADHDの注意欠陥のケースに当たるかどうかにつき医師の診断受けることの心理的・社会的価値について論じたいと思います。
しばしば、ADHDの注意欠陥の人は、定型発達(以下定型)の人から非常に強い否定的な応答をされることがあります。例えば、注意欠陥のタイプのADHDは、宿題を忘れたり、待ち合わせの約束に遅れたりしがちです。定型の人からは、宿題や約束を忘れた人が単にサボっている、軽んじているように見えます。というのも、定型の人がそのような事態を引き起こすのが、定型の人がサボっていたり他人を軽んじたりしている時だからです。定型の人に馴染みのある事情を相手に投影して、定型の人はADHDを非難することがあります。
一般的に、何かをサボることは道徳的非難に値するものと了解されています。簡単に言えば、サボっている人に対しては「もっと真面目にやれ」という要求をすることが認められています。しかし、ADHDの人はサボっている訳ではありません。サボっているという訳ではないというのは、定型の人が特定の事柄に注意力を使うのと同じようにADHDの人が注意力を使っても、定型の人と同じように物事にこなせる訳ではない、したがって、ADHDの人が何かに失敗するとしても定型と同じように注意力を使っていないという無責任さはないということです。だから、相手がADHDであるにもかかわらず定型であることを前提にして責めることは公平ではありません。
診断はこの点で重要です。ADHDであるか定型であるかによって、他者からの本人に対する応答や評価が変わってくるからです。もしADHDであるということが客観的に確認されていれば、定型の人もADHDの人を不当な基準で評価することを止めるでしょう。これはもちろん本人にとって普通プラスに働くと思われます。ただし周囲の人にとっても重要です。というのもそうでないと、本人に対してADHD相手の合理的で適切な態度を選択することができないからです。こういった意味でASDだけでなくADHDの場合も(特に注意欠陥のケースで)医師の診断が社会的・心理的に重要になってくると言えるでしょう。
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「自閉スペクトラム症の人は共感が苦手だ」と紹介されることがよくあります。しかし自閉スペクトラム症の共感能力というポイントについては、普通思われているよりも注意深く理解する必要があります。
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