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会話のなかではASDが苦手とする能動的な責任分配が常に必要とされているという事情について

自閉スペクトラム症の人(以下ではASD)と定型発達の人(以下では定型)では、会話のスタイルも違っています。定型から見ると、ASDの話し方は奇妙に思われ、時には不快なものと見なしてしまうこともあります。会話に関するこのようなすれ違いも、能動的な責任分配という観点から新しく見直すことができると思われます。

 

定型とASDとの違いは、ASDが比較的、能動的な責任分配を苦手としているという仕方で特徴付けることができます。ここで責任は役割を含むような広い意味で使われています。能動的な責任分配というのは、責任が分配されていない、または責任が分配されているがその分配が現実に合わないために再分配が必要になっているという状況において、自ら責任を積極的に分配することを言います。ASDが定型との共同作業を苦手とする場合があるのは、協力関係の中でこのような能動的な責任分配を定型に期待されて、それが(期待された程度には)実現できないためであると思われます。

 

このような苦手が、会話の仕方にも反映されます。会話はキャッチボールにたとえられることがあります。会話をしている当事者は、会話の中で連続的に誰が発言すべきタイミングであるかを把握し、自分が発言すべきタイミングで発言しなければなりません。会話のペースが安定しているなど、自分が発言するべきタイミングが比較的はっきりしている、発言の責任が安定的に分配されているケースでは、ASDでも会話に困ることはありません。他方で、誰が発言すべきタイミングであるのかはっきりしない際に、能動的に話すべき人を決定すること、例えば自分で話し出すことは、ASDが苦手とすることであると言えます。タイミングがはっきりしない場合に、不適切な内容や不適切な仕方で話し出してしまうと、定型から否定的に評価されてしまうこともあると思われます。

 

このような会話の中の責任分配についての苦手さは、他の領域での責任分配の苦手さと同じく、ASDが努力することによって乗り越えることが難しいものであると言えます。とはいえ工夫の余地が全くない訳ではありません。例えば、会話の中では、自分から能動的に話す場合に質問から入るというルールを設定することによって、定型に場違いと評価されるリスク(あるいは発言が場違いになっていないか自分で恐れる気持ち)を避けることができるかもしれません。こういった当事者の工夫によって、定型とASDとの間に存在するミスコミュニケーションを減らしていくことが重要と考えられます。

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