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ASDと定型が協力する際のコツ:プロセスを共有しない(ASDと定型との付き合い方67)

定型発達の人(以下では定型)が自閉スペクトラム症の人(以下ではASD)と平和に付き合っていくためには、いくつかの習慣やテクニックを身につけることが有益です。そういった習慣やテクニックには、ある程度まで抽象的に概括されるような共通の特徴があります。この記事ではそういった特徴の一つとして、プロセスを共有しないというスタンスについて解説したいと思います。

 

我々の日常生活では他人との間で協力して何らかの事柄を成し遂げるという場合がよくあります。定型と定型との間では、仕事でも家庭でもあまり意識することなく協力できているのが普通です。しかしながら、定型がASDと一緒に何事かに取り組もうとすると、同じように上手くいくということはありません。それは、取り組むべき対象の事柄の性格による訳ではありません。およそ一緒に何かをするということであれば、その一緒に行うということ自体によって、定型とASDとの協力は失敗する傾向にあります。

 

他方で、これは定型とASDの間で一切の協力が不可能であるということまで意味する訳ではありません。ASDが他人との間で苦手としているのは、協力すること一般ではなく、いわばプロセスを共有することなのです。最初に役割分担を厳密に決めて、お互いにそれぞれの役割を実行するといった状況は、協力的な何らかのものであるとは言えますが、プロセスは共有していません。こういったシチュエーションであれば、定型とASDとの間の協力はスムーズに行えます。

 

だから、定型がASDとの関係で気をつけるべきなのは、協力を一切しないということではなく、プロセスを共有しないような仕方で協力するということなのです。共通の取り組みからプロセスの共有を排除すれば排除するほど、関係性は円滑になります。例えば、お互いに相談して物事を決める、といった態度もプロセスの共有に当たるので、できる限り排除することによって、関係性を改善することができます。この例から分かる通り、このような習慣やテクニックは定型には不自然に感じられ、最初は実践が難しいものですが、トラブルを避ける効用との比較によって段々と身についていくるものです。ASDとのコミュニケーションに悩まれている定型発達の方にはぜひお勧めしたいと思います。

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