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ひきこもり相談には、同時進行で進む二つの「作業ライン」があります。一つは、ご本人が置かれている状況が客観的にどういうものであるのかを特定していく作業、もう一つは、ご本人の主観と客観との間にどのようなずれがあるのかを客観的に把握していく作業になります。なぜこの二つの作業が必要になるのか、どのような作業を行うのかということについて解説します。
最初に、ご本人が置かれている状況を客観的に把握するという課題についてです。ひきこもり支援のどんな内容も、客観的な状況と合致していない限り成功しませんし、支援として適当とも言えません。そこでご本人の状態が客観的にどのようなものであるのかということを確定する作業が必要になります。この作業は必ずしもご本人の積極的な協力が無くても可能です。例えば、ご家族からお話を伺うだけでも、ご本人の置かれている客観的状況の多くが明らかになります。また必ずしも相談機関にご本人またはご家族が来談されるだけで、ご本人の客観的状況が確定する訳ではありません。ひきこもり状態の背後には発達障害が存在することも多く、ご本人が発達障害であるかどうかを確定させるためには、ご本人が精神科を受診する必要があるからです。いずれにせよ、ご本人の客観的状態がどのようなものであるのかを明らかにする作業が、ひきこもり相談の土台になっています。
他方で、ご本人の主観と客観との間にどのようなずれが存在するのかを客観的に把握するという作業も必要になります。ご本人がご本人の置かれている状況を完全に認識されていることは稀です。ほぼ全てのケースで、ご本人の主観面は、客観的な状況とは多かれ少なかれ異なったものになってしまっています。
ここで重要なのは、ご本人の主観と客観のずれを単に把握するということではなく、主観と客観のずれを客観的に把握するということなのです。ひきこもり相談の失敗の多くは、この客観的な把握というレベルに達する前にご本人をご家族や相談機関が説得しようとしてしまうことによって生じます。説得しようとするとご本人から関係者に責任が移転してしまい、ひきこもり問題の根源であるところの責任コミュニケーション不全を是正することができなくなってしまいます。説得しようとする態度は、主観と客観のずれを主観的に把握するだけで足りるという誤った前提によって引き起こされています。こういった事情のために、ずれ自体を客観的に把握するという作業を意識的に遂行する必要があります。
この二つの作業は実際には重なり合ってしまうこともあります。客観的状況を調べていく中で、ご本人の主観と客観とのずれが発覚することもありますし、ご本人の主観と客観のずれから確かめるべき客観がピックアップされることもあります。そういった場合でも、この二つの作業課題を混同しないことが大切です。どちらかの作業課題がストップしてしまうと相談全体が停滞してしまうからです。両方の課題を混同せずスムーズに整理していくことが、ひきこもり相談の円滑さのために必要不可欠であると言えます。
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