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ひきこもり当事者に親から責任を返していく際のポイント

ひきこもり状態にある人がどうしてひきこもり状態を脱出できないのかを一言で言えば、それは責任に関するコミュニケーションを苦手としているからであると言えます。ひきこもり状態は、本質的には、親が本人に対する包括的な責任を負っていることを構成要素としています。問題は、ひきこもり本人が一度親に移転してしまった責任をコミュニケーションによって再度引き受けるということができないということなのです。

 

責任に関する一般的な構想をひきこもり状態に当てはめてみましょう。何らかの理由により本人が一時的に親の庇護下に入るということがあります。「一時的」ということから明らかな通り、親はひきこもり本人の面倒を一生見ることを意図せず、またそのような能力を持たずに、子供から責任を引き受けます。本人が何か困っていることを手伝うということではなく、包括的に責任を引き受けているというところが特徴です。ここで暗黙に想定されているのは、状況が改善したら子供はまた親から自立して一人で生活を始めるということです。

 

しかしながら、本人が何らかの理由により構造的に社会との関係が上手くいかなくない(このことも責任に関するコミュニケーションの苦手さに起因します)場合、状況が中々改善しにくいということがあります。そういった際でも、親子の間で責任の再度の引き受けについてコミュニケーションできれば、親が不安感を持つことはありません。しかしそういったコミュニケーションができず、状況も改善しないため、親と子供の双方にストレスだけが溜まっていきます。

 

ひきこもり状態を許容せず、状態解消を目指している場合にありがちな誤解は、コミュニケーションによって段々と責任を本人に移転しようとすることです。これが上手くいかないのは明らかです。まさに責任に関するコミュニケーションを本人が苦手としているからです。だからむしろ正しい方法は、子供の責任を親が引き受けるのを止めるということです。親が子供の責任を包括的に引き受けていると記述できるような親の具体的行為は多岐にわたります。ひきこもり状態を解消するためには、そういった具体的行為をストップし、子供から親への包括的な責任の移転を止めなくてはなりません。

 

もちろん、親が本人の責任を引き受けることをやめると、本人が自分自身で責任を持って生きていく必要性が生じてきます。そういった場合に本人が親に対して色々なメッセージを発出することがあります。そのメッセージについても、包括的な責任の移転を避けるという観点から、詳細に検討していく必要があります。本人が介護を必要としている状態でない限り、また知的障害を負っていない限り、本人が親から独立して生活することには本来何ら支障はないという原則を意識することが重要です。また本人の生存権を国が保障しているのであって、親が保障しているのではないという前提も大切です。こういったポイントを意識しつつ本人との関係を調整することで、ひきこもり状態の解消を実現することが可能になると考えられます。

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