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逃した魚が大きいのは何故か? 実在と観念

逃した魚は大きいという慣用表現があります。釣り上げることに失敗してしまった魚については、それが実際にそうであったよりも大きく感じられ、後悔もまた大きくなるということから、失ってしまった対象や機会についての過大評価を一般的にこのように言い表します。このような心理的傾向性が存在するのはなぜでしょうか。この記事では逃げた魚が大きくなる心理的理由を説明し、それとひきこもり問題を関連付けます。

 

逃げた魚が実際には大きくないということが仮定されているということがポイントです。逃げた魚は実際には捕まえていないのですから、大きさを測るということはできていません。我々が思い込みに気付くのは、実際に体験したことと我々の事前評価が異なるということに気付いた時です。逃げた魚については、実際に測るということができないので、自分の思い込みに気付く機会がないということが問題なのです。これは言い換えれば、失われた対象や機会は実在せずそのために純粋に観念的な存在にとどまっているということです。純粋な観念に過ぎないために、思い込みが規制されずにそのまま放置されてしまうということです。これがこの慣用表現の心理的背景を成しています。

 

このような事情は、ひきこもり問題を語る際におさえておかなければならないことの一つです。ひきこもり状態において実在との接触を断たれていると、人はどんどん観念的になってしまい、妄想が増大してしまいます。実際に強固な実在と接触していれば、自らの観念が思い込みに過ぎないという自覚を得ることができるような人や事柄であっても、その機会が無ければ評価を上手く是正することができません。ひきこもり状態で特に問題なのは、観念的になっている対象や機会が過去の事柄であることであり、検証が困難になっているということなのです。過去の中に失われた対象や機会についての観念は、もう実在との関係で規制するということができません。だから上の慣用表現はひきこもり状態にピッタリと当てはまります。

 

この問題を正面から解決することは難しいので、まずは実在と適切に接触する機会を失わないことが大切です。ひきこもり問題に関しては、特に親の関与によって本人の体験機会を失わせることを避けるべきです。その場では上手くいっているように見えても、ひきこもり本人から後に責任を追及されるということがあります。ひきこもり本人の人生に対して中途半端に口出ししてしまうと、観念的になった本人から後々に過去の口出しの責任を追求され、ひきこもり状態の解消がますます困難になるというケースが非常に多いです。ひきこもり状態が生じかけている場合は、せめて(現状以上は)親が本人の意思決定を代替しないように注意することが大切です。

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