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一義的であることのモデルとしての「法と倫理」
ひきこもり問題の背後には両義性と一義性の問題が隠されていると論じてきました。両義的な事柄に対する把握能力が低い人とやり取りするためには、なるべく一義的な言動を自分自身で心がけることが必要になります。しかしながら、どのようにして自らの言動を一義的にすることができるのでしょうか? この記事では一義的になる方法として、そもそも事柄自体が一義的である領域に着目する方法を取り上げます。
事柄自体がそもそも一義的である領域は、法です。法的な事柄、特に法律は、極めて一義的な度合いが高く、両義的に受け取る余地がありません。例えば、特定の行為が合法であるか違法であるかは、ほとんどの場合、はっきり決まっています。もちろん法には解釈というプロセスがあり、その解釈を経る前には両義的な部分がありますが、解釈は専門家に委ねられているため、一般人にとっては一義的なものとして現れます。何らかの事象を多角的に捉えようとするとどうしても両義的になりがちですが、法に着目すると、事柄を一義的に裁断することができるようになります。
もう一つ顕著に一義的である領域は、倫理です。倫理については法と比べてあまり明示されている訳ではありませんが、特定の行為が倫理にかなっているかどうかは、一義的に決定しうることです。もちろんある行為が倫理にかなっているかどうかは、論争の余地があります。しかし、議論の余地があるから一義的でないのではなく、議論することが可能であるから、一義的であると言えるのです。倫理にフォーカスすることによっても、法に頼るのと同様、社会的な事象を手早く一義的に割り切ることができるようになります。
法や倫理が人に一義的になることを可能にします。両義的な事柄を把握する能力が同程度の人々の間では、もっと多様な考慮要素を曖昧な仕方で総合考慮しても、コミュニケーションが成立します。他方で、当事者の一方または双方に両義的な事柄を把握する能力が低いという事態が存在すると、能力が低い人に合わせて、何らかの仕方で一義的な事柄の土台を築かざるを得ません。法や倫理はそのような土台として好適であるということです。
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