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発達障害は、大きくはASDとADHDとLDに分けられます。これらの障害は一人の人物が併せ持っていることもあります。両義的なことの把握能力が低く、一義的な言動への傾向性を持つことは、ASD(自閉症スペクトラム症の人、以下同様)の特徴です。一義的な言動への傾向性は、より一般的な言葉で言えば、規範性が高いということです。ただし、ASDに併せてADHDの特性を有していると、このようなASDの特徴が観察しにくくなるという事情があります。
ASDは一般に何らかの規範に対して忠実であり、反規範的な言動を見せません。ただしその規範は社会的に共有された規範には限られず、ASDの個人的に設定したこだわりのルールである場合もあります。(定型発達の人が)ASDを理解するために重要なのは、ASDが何らかの規範に従っているという事実に気付くということです。社会的に共有された規範以外の規範に従っていると、単純に反規範的であると結論付けられてしまう場合があります。社会的に共有された規範に慣れ切っている人には、社会的に共有された規範と一致しない言動は、たとえ他の規範と合致していても、端的に反規範的であると思われるからです。この見かけに逆らって、ASD本人が従っている言動を特定できれば、ASDとの付き合い方がより簡単になります。
問題を複雑化させるのは、一部のASDはADHDの特徴を併せ持ち、衝動的に規範から逸脱する場合もあるということです。ある人物がASDの特徴とADHDの特徴を併せ持っている場合は、その人物の言動のうちでどの部分がASDに由来しているのか、どの部分がADHDに由来しているのか、それぞれ区別していく必要があります。規範との関係で言えば、社会的に共有された規範から逸脱している場合に、それが他の規範を設定していることによる逸脱なのか(ASDの特徴)、それとも社会的に共有された規範から衝動的に逸脱してしまっているのか(ADHDの特徴)、どちらに当たるのかを区別していく必要があります。
ASDとADHDの特徴を慎重に区別していくことが必要になるのは、似たように見えてしまう言動が、本人の異なる体系的特徴(ASDとADHD)によって引き起こされていることがあるからです。そしてそのような引き起こす原因を区別しなければ、本人や家族が生じている事象を発達障害という診断名に上手く包摂することができず、発達障害の診断に疑問を持ってしまう(「誤診なのではないか」と疑うということ)ということさえありえます。
特定の人物が発達障害に該当するかどうかは、言動に伴う責任分配を左右する社会的に重要な事実です。ASDとADHDの特徴が併存していると、特定の人物が発達障害に該当するということが極めて見えづらくなってしまします。それは診断の難しさにつながりますが、それ以上に診断後の関係者の間での事実共有と支援に大きな悪影響を及ぼしかねません。逆方向の特徴を正確に区別して、事態を一義的に把握することが発達障害の支援に不可欠であるのではないでしょうか。
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