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発達障害診断は責任分配を変化させ支援の前提となる

発達障害であるとの医師の診断の後に、その診断をどのように活用していいか分からず、途方にくれてしまう方が多くいらっしゃいます。このような診断後についての具体的なイメージの欠如は、医師の診断を受ける当事者のモチベーションに大きく影響しており、明確化が必要な事柄と思われます。この記事では発達障害の診断後の重要ポイントを解説します。

 

最初に、病気と障害の違いによって生じる診断後のポイントを説明します。治療不可能な病気を除いて、病気という診断の後には治療のフェーズが来ることが事態の一般的な進行であると思われます。他方で、障害には治療ということは基本的にありません。この点を捉えて、障害であるとの診断を受けても、医学的対応ができないのであれば診断を受ける価値はないと即断されてしまう方がいらっしゃいます。しかしながら、そもそも障害は病気とは異なり、医学的な手段ではなく、社会的な手段によって解決されるべき問題であると考えられます。発達障害であるとの診断を受けると、社会的な手段によって障害に関連する問題の解決が図られるということが、診断の実質的価値であると思われます。

 

それでは社会的な手段によって障害に関連する問題が解決されるとは、具体的にはどのようなことでしょうか。ここで多様な社会的な制度の利用可能性について細かく具体的に説明することが通常であると思われますが、それよりももう一段階、抽象的なレベルで根本的な変化について語ることができます。診断によって責任の所在に影響が生じるということが、社会的な制度の利用の観念的な前提になっているということが重要なポイントです。

 

我々の社会では、自分のことには自分で責任を持つということが基本原則としてビルトインされています。発達障害のような気付かれにくい障害に伴う問題の多くは、障害に起因する事象について、本人が一方的に責任を負わされてしまうということです。先天的な障害である発達障害から起因する事象について本人に一方的に責任を負わせることはできないという趣旨の社会的合意が存在すると思われます。それにもかかわらず障害の存在が無視されることにより、不当な責任の押し付けが行われてしまっているという現状があります。ここでいう責任の押し付けには、支援できるのに支援しないといった非協力的スタンスも含まれます。

 

診断によって、このような責任分配に大きな変更が生じます。障害を持っているということが把握されると、障害から起因する事象については、本人のみに責任を帰属させるという訳にはいかなくなるからです。障害であるとの診断によって社会的な支援の必要性が基礎付けられるということです。そしてこのポイントで診断後にやらなければならないことが見えてきます。本人が抱えている色々な問題のうちで、何が障害に起因することなのか、何が障害と関係ないことなのか、腑分けするということです。なぜならばそれが具体的にどのような支援を行うのかを決定するポイントになっているからです。

 

このような責任分配のレベルで問題を捉えることにはある程度の我慢強さが必要になります。しかしながら、このような抽象的なレベルで問題を理解できなければ、診断によって利用可能になる具体的な制度に関していちいち説明しなければ、診断への動機を(本人または家族が)形成しなければならなくなり、それはそれでかなり難しいものと思われます。専門家には責任に関する問題を分かりやすく依頼者に説明することが求められていると言えるでしょう。

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