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発達障害診断の効用としての「怒り」の減少

診断名の効用として挙げられる事柄の一つに、関係者の怒りが減少するということがあります。ひきこもり問題や発達障害に関連したその他の問題では、とにかく感情的なトラブルが生じやすいです。そのうちで特に深刻なのは、ひきこもり当事者や発達障害当事者に対する家族その他の関係者からの怒りの感情です。当事者に対して周囲の人が抱いている怒りは、当事者が発達障害であると診断されると、減少する傾向にあります。

 

なぜ怒りが減少するのでしょうか? それを知るためには、そもそも怒りがどのような状況で生じるのかということを考えてみる必要があります。我々は正しい人相手に怒ることができません。我々は自分が不正だと認定することができた状況で生じます。このような事情は、ひきこもり問題や発達障害の問題でも同様であると考えられます。人は、ひきこもり本人に対して何らかの不正を見て取るから、怒り出すのです。例えば、働かないのは不正であるといった判断が背後にあると考えられます。発達障害の場合でも、障害に起因している非典型的な傾向性を、何らかの不正であると判断して、怒りが生じていると思われます。例えば、両義的な事柄をあえて曲解しているなどといったことです。

 

ひきこもり問題でもそうでなくても、当事者に発達障害が存在するということが客観的に明らかになると、怒りの背後にあるこういった判断が解消されるということが考えられます。ひきこもり本人が働けないことには障害という相当な事由があると知れば、相手に不正が認定できなくなり、怒りが生じなくなります。発達障害に起因する非典型的な振る舞いに、自分に対する悪意を認めることができなくなれば、怒ることができなくなります。もちろんこういった怒りの減少は、認識の精度にも依存します。発達障害のことをあまり理解していなければ、診断名だけ聞かされても怒りはあまり減少しないかもしれません。

 

こういった怒りの減少は、診断されることの一つの効用であると言えます。ひきこもりや発達障害の問題が中々解決しない原因は、怒りが減少することが誰のメリットであるのかが社会的に共有されていないからです。もちろん本人が周囲の人から(不当に)怒られなくなるということはメリットです。しかしそれ以上に、周囲の人々が本人に対して怒りを抱かなくて済むということが大いなるメリットなのです。このような自分自身に生じるメリットをしっかりと自覚して、ひきこもりその他の発達障害によって生じる問題の当事者に対して、周囲の人々は継続的に働きかけを行なっていく必要があります。

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