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ASD(自閉症スペクトラム症の人、以下同様)と定型(定型発達の人、以下同様)との間のミスコミュニケーションを一義性と両義性の関わる問題として分析していると、多義性と両義性を区別することの重要性に気が付きます。この記事では両者を区別することの必要性と、それによって明らかになる問題点を解説します。
まず両義性や一義性がそもそも何であるかを把握することが大切です。言動に両義性があるとは、言動が曖昧であることを指します。他方で言動が一義的であるとは、言動に曖昧さがないことを言います。わざわざ「両義性」といった言い方をするのは、言動から曖昧さを取り除こうとして明確にしていくと、最初の言動に複数の意味があることが判明するからです。つまり曖昧な言動はどのように曖昧なのかを描写しようとすると、複数の意味を持っているものとして解説されます。これがあえて「両義」と最初から呼んでおく理由なのです。
そしてこのような両義性の特徴がさらなる難しさを生みます。というのも、それぞれ明確な意味を持つ複数の受け取り方ができる言動は、両義的と言うよりもむしろ多義的と言われるべきものであるからです。多義的であることは何らかの観点で望ましくないとはいえ、両義的なこととは違って、曖昧さが含まれていません。このことが逆に両義性をより良く特徴付けることを可能にします。両義的なことは、上で述べたように単に複数の意味を持っている言動なのではなく、複数の意味が癒着しているまさに曖昧な言い方なのです。単純に混乱している言動と異なるのは、一義的な内容に変換されていくなかで多義的な言動として位置付けられるようになる言動であるということです。
ASDと定型の間に対立がある場合に、ASDの人に対して定型の両義性を説明することを定型が試みる場合があります。そういった際に注意すべきなのは、定型の好む言動が上で述べた多義的な言動であるという説明をしてしまっていないか、ということなのです。というのも、定型の言動の特徴は、それが多義的な言動というよりも両義的な言動であることだからです。細かい区別とはいえ、この点を明らかにしない限り、ASDと定型との間のミスコミュニケーションが正確に解決されることを期待することはできません。
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