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コミュニケーションが難しい相手との関係では、コミュニケーション的依存に着目すべきであるということを他の記事で解説しています。コミュニケーションの一部は、相手方の応答に対する再応答を予定しているため、相手方の応答に関する予測可能性が低いコミュニケーションを予期することは、自らの再応答に関する不安を生じさせます。このような不安を減らすためには、相手方へのコミュニケーション的依存を避けなければなりません。どうやってコミュニケーション的依存を減らすべきでしょうか。
他の記事でも解説していますが、相手へのコミュニケーション的依存が関わっている特別な種類の心理的スタンスがあります。それは交渉です。相手と交渉するということは、実は自分と相手にかなり高度なコミュニケーション関係が成立しているということを前提にしています。強固なコミュニケーション関係があって初めて、その関係を土台にして他のことについて争うということができるからです。コミュニケーション関係が上手く成立していないのに交渉しようとするのは無謀であると言えます。相手と交渉せずに初めから自分の要求を一義的にしておくことが、自分の心理的ストレスを減らすコツです。
もう一つコミュニケーション的依存を生じさせてしまう心理的スタンスは、仕返し(や恩返し)のスタンスです。相手に何かメリットをもらった場合は相手にメリットを返し、相手からデメリットを受け取った場合は相手にデメリットを返すという傾向性は、我々に根強いものです。もちろん贈り物のやり取りや復讐劇といったドラスティックな形で互酬性が存在することもありますが、相手に対する日々の態度の一つ一つでもこういった互酬性が作動していることが観察できます。こういった互酬性によりかかった態度決定しかできないと、相手方の応答についての予測可能性が無いことに強く左右されることになってしまいます。
交渉や仕返しのスタンスとは違った対人関係における包括的なスタンスは、相手がどのように振る舞おうとも自分は正しく振る舞うというスタンスです。相手が不当な(不快な)振る舞いをしているように見えても、自分は正しく振る舞うという仕方で態度を決定していれば、相手方の応答に自分の再応答が依存する程度をかなり減らすことができます。これが良識に照らしても望ましい態度であり、しかも心理的ストレスも極小化されるのですから、コミュニケーションが難しい場合に頼るべき一つの原則であると考えられます。
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