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共感は求めてもよいが、同調を求めてはならない理由

人が人に共感を求めるということがあります。何らかの出来事が人生に生じたことを、その際に生じた自分の気持ちも含めて、誰かと共有したいという感情は、ほとんどの人が強く実感した経験を持っています。ただし、共感がそこまで求められているものであるにも関わらず、時には相手方の共感を調達することができなかったり、そもそも共感ではないことを求めてしまったりしています。この記事では共感について特に後者のケースを掘り下げて検討していきます。

 

共感が調達できないのは、ほぼ相手方に内在している原因のためである場合もあります。特定のタイプの性格を持つ人は他の人よりも共感を面に出しにくいことがあります。また特定の障害(自閉症スペクトラム症)を持っていると他人(特に定型発達の方)との感情的なやり取りが難しいということもあります。しかしそうではなく、共感ではないことを相手に求めている場合というものがあります。それは同調を相手に求めている場合です。同調は共感とはどのように異なるのでしょうか?

 

共感が求められている際に求められているものが感情的な一致ないし感情についての理解であるのに対し、同調が求められている際に求められているものは、意見の一致であるという点が異なります。この違いは重要です。人間が感情的理解や受け止めを必要としているとすれば、それを自分に与えてくれるように相手方に求めることには正当性があり、それを相手が与えようとしない場合は相手方を責める正当な理由にもなると思われます。他方で意見の一致を相手方に求めることは、それに正当性は認められるものの、相手が実際に同じ方向の意見を与えない場合に相手を責める正当な理由になりません。それは意見というものが本来公共的性格を持ち、我々は自分の意見を他人の意見とは独立に自由に形成することが求められているからです。他人の意見を理解することは望ましいことですが、他人の意見に無理に(または無思慮に)一致する、つまり同調することは、望ましいこととは言えません。

 

実際には共感と同調の区別は困難です。それは我々の感情と意見が密接に絡まっているからです。しかしこの二つを区別できなければ、我々のコミュニケーションにおいて相手方に正当に期待できる応答や態度について合理的に決定することができなくなってしまいます。我々は共感を求めるべきであって、同調を求めるべきではないのです。この点を押さえることで、同調を拒む他人を共感なきものとして誤って批判するという誤りから抜け出すことができるようになります。

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