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いかなる暴力も「仕方ない」
と許容してはいけません。
心理的ストレスが原因となって不適切行動(犯罪や迷惑行為、単なるイライラ)が発生している場合があります。ひきこもりの家庭内暴力はその顕著な一例です。さて、他人、特に家族の不適切行動に直面した際に、やってはいけない重大な誤りがあります。それは不適切行動を許容することです。この記事では心理的ストレスが原因になっている身近な人の行動にどのように向き合うべきなのかを解説します。検討を進めていくと、我々が他人に対する態度についてどのように考えていくのかが根本的に問題であるということが分かってきます。
まず、やってはいけない不適切行動の許容とは、何でしょうか。不適切行動は社会的に望ましくないと認められている行動のことを指します。例えば、他人にイライラをぶつけることは社会的に望ましいことだとは認められていません。もっと重い否定的評価を受ける行動(例えば暴行)もあります。程度差はあっても、色々な行動が社会的に望ましくないと評価されています。このような望ましくない社会的な行動が望ましくないということを明示的にまたは黙示的に無視または抑圧することが、不適切行動の許容です。例えば、虐待を見て見ぬ振りをすることは、不適切行動の許容であると言えるでしょう。
このような不適切行動の許容がそれ自体よくないことであるということには多くの方が賛成すると思われます。それにもかかわらず、このような許容が現実的には起きているのはなぜなのか、ということが問題です。それは不適切行動の原因が心理的ストレスであることと関係があります。心理的ストレスが不適切行動の原因になっていると、不適切行動も「仕方がない」の一言で片付けられてしまう、つまり許容されてしまうことがあります。これはなぜでしょうか? それは心理的ストレスの存在が不適切行動の原因になっているという事実を、不適切行動の正当化事由のために活用できるかのように人が誤信してしまうためであると思われます。単に不適切行動の原因が心理的ストレスであるというだけでは、不適切行動が正当化されることはありません。それは物事の原因を挙げるだけでは直ちに正当化にはならないからです。この点が曖昧なままだと、不適切行動を誤って容認してしまうリスクがあります。
他方で、心理的ストレスが原因である場合に、それが不適切行動を正当化しないということを強調していると、行為者が心理的ストレスを感じているという事実について何らアクションを起こさないということも同時に推奨されていると誤解される方もいらっしゃいます。それも誤解です。心理的ストレスが原因になって不適切行動が導かれるのであれば、原因となっている心理的ストレスが除去されることが望ましく、そのストレス除去または軽減に本人以外の人がコミットすることを妨げる根拠はありません。それは建設的なコミットメントであると言えるでしょう。
ただし、さらに注意が必要なのは、このような建設的コミットメントと上でネガティヴに記述した許容という事象はまったく異なるということです。しばしば他人に対する態度に関して解像度の低い観念体系を持っている人は、他人に対して厳しくない態度を採用するという点で、建設的コミットメントと許容を混同してしまいます。しかし前者は望ましく、後者は望ましくない訳ですから、この混同は致命的な誤りです。したがって、他人に対する態度に関する観念体系を発達させることが根本的課題であると結論できます。
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