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会話が適切かどうかには
二つの異なる評価基準があります
TPOという考え方があります。同じことを言っていても、語られている内容に相応しい時・場所・機会でなければ、適切な語りであるかどうかが異なる、という事実を表すための言葉がTPOです。TPOは話の中身の適切さと対置される概念である訳です。語りの適切さに関するこの二つの観点の違いを用いて、自閉スペクトラム症(以下ASD)の人と定型発達(以下定型)の人とのギャップを描写することができます。
ASDの人は、TPOという基準で語りの適切さを評価することが、定型の人よりも苦手です。あるいは、TPOよりも話の中身の適切さに関心があります。ASDの人が定型の人によってしばしば空気が読めないと評価されるのは、ASDの人がTPOの適切に定型の人ほどの関心を持たないことに原因があります。ASDの人が典型的に見落としてしまうTPOの細かい不適切性にはパターンがあります。例えば三人以上で話している際には(定型の人に)通用しても二人で話している際には(定型の人に)通用しないような話し方をしてしまったり、その逆の話し方をしてしまったりします。
他方で、定型の人もTPOから独立に話の中身の適切さを確保するということが苦手である場合もあります。話の中身だけを単独に説得的なものにするという注意の仕方に慣れていない人は、TPOの適切さだけを気にして話の中身の適切さをおろそかにしてしまう場合があります。こういった定型の人の語りはASDの人から非常に否定的な反応を招くことがあります。
以上のように、ASDの人と定型の人との間のギャップは、語りの適切さをどのような基準で優先的に評価するのかということから生み出されています。もしこれが正しければ、語りの適切さを複数の基準で評価できるように成長すれば、ギャップを埋めることができることになります。実際に、定型の人と摩擦を引き起こしにくいASDの人は、定型にひととの間の会話のTPOを上手く認識できる人です。逆にASDの人と摩擦を引き起こしにくい定型の人は、TPOというより事柄自体の整合性や正しさに集中できる人です。
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