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観念的ひきこもりはなぜ問題か? 思考には実在が必要である

観念的ひきこもりとは何であり、
その何が問題なのか?

自閉スペクトラム症の人が典型的に嵌まり込んでしまうパターンとして、自分の観念体系に閉じこもってしまうということがあります。観念体系に閉じこもっている人を観念の外側、つまり実在に連れ出すということには特有の難しさがあります。こういった観念レベルのひきこもりが実際のひきこもりの原因である場合もあります。この記事ではそういった原因レベルの観念的引きこもりがそもそもなぜ問題なのか考えたいと思います。

 

結論から言えば、観念体系に閉じこもることが問題であるのは、観念の中での整合性を追究することがよく考えるために十分ではないからです。我々の観念体系の良し悪しを決定するのは、観念でないもの、すなわち実在です。どんな観念体系でも実在そのものではありません。しかしながら実在と比較的近い観念体系もあれば、実在と比較的遠い観念体系もあります。実在と比較的近い観念体系は、よく考えられた観念体系であると言えるでしょう。

 

我々が何らかの問題に取り組む場合、自分の観念体系が実在に及んでいないということが気付かれています。自分の観念体系で説明がつくことは、問題とは感じられないからです。問題に取り組むことが考えることである以上、そういった観念体系と実在のずれを埋めていく作業が、考えることであると言えます。我々は考えることによって、実在を新しく観念で表現し直し、観念体系を実在に近付けていくことができます。よって、観念体系を実在に近付けていくことが考えることに他ならず、観念体系自体は考えることではありません。

 

実在と観念にギャップがあるとき、観念を放り出してしまう人がいます。考えても無駄だから考えるのを止めてしまうということです。少なくとも重要な事柄に関してはこのような態度は褒められたものではありません。他方で、観念体系を手放さない人もいます。このようなタイプの人は観念を放り出してしまう人に比べてよく考える人に見えます。しかし、観念体系を改良することなくそのまま保持していても、実在とのギャップは埋まりません。もっと悪いことに、観念体系に合うように実在を無視してしまうということもあります。こうなると、観念体系にしがみつく人もそれを放り出してしまう人と同じくらいよく考えることから遠くなってしまいます。真に望ましいのは、両者の間、すなわち観念体系を改良して実在に接近していくことです。

 

観念的ひきこもりとは、実在を忘れて観念体系の整合性ばかり気にする人のことです。しかし観念の他に実在というアイディアを持ち出さなければ、よく考えることが何であるかということが位置付けられません。観念を評価する実在という外的基準を拒否すれば、よく考えているかどうかという基準が無くなってしまうということです。したがって、観念的ひきこもりは、普通とは逆の方向でよく考えることができなくなってしまった人であると言えます。これが観念的ひきこもりの問題です。

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