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「逃げたな!はい、論破!」が
危ない理由
自閉スペクトラム症(以下ASD)の人が嵌ってしまう落とし穴の一つに、自分の議論に過度の自信を持ってしまうということがあります。この記事ではなぜそのような現象が観察できるのかということを解説します。
ASDの人は一般的にコミュニケーションを苦手としています。その苦手の在り方は様々ですが、自分の議論の欠点を他者に指摘してもらうことを困難にしてしまうような仕方でコミュニケーションを苦手としていることがあります。例えば、ASDの人が相手方に対して社会的に必要とされる(議論と関係した)礼儀作法を備えていないと、相手方はASDとのコミュニケーション(ここでは議論)自体を回避しようとします。
ここで、ASDの人がその回避を、議論で優位に立てないことを相手方が悟ったことによる行動であると誤って理解してしまうと、問題が生じます。というのも、相手方が議論で優位に立てないことは、自分自身の議論が優れている証拠である、という見方をここに加えると、ASDの人が(本当はそうでないのに)自分の議論が優れていると誤信してしまうからです。
これはASDの人と定型発達(以下定型)の人のミスコミュニケーションの一つのパターンであると言えます。ASDとASDが議論している場合は、定型の人のようにASDの人とのコミュニケーショントラブルを避けようとするリスクは比較的少ないと思われます。
したがって、ASDの方におかれては、自分の議論に対する反論が少ないということをもって自分の議論が優れている証拠であるとすることには慎重である必要があります。定型の人が合理的な反論を受ける機会よりも、ASDの人が合理的な反論を受ける機会の方がずっと少ないため、定型の人と同じくらいの反論の少なさだけでは定型の人の場合ほど議論に自信を持つということが正当化されません。
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「自閉スペクトラム症の人は共感が苦手だ」と紹介されることがよくあります。しかし自閉スペクトラム症の共感能力というポイントについては、普通思われているよりも注意深く理解する必要があります。
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