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支援の類型と支援の必要性は正確に何が違うのか?(支援の三段枠組みを展開する)

支援の三段枠組みでは、①「支援の類型」と②「支援の必要性」の検討が最初の二段階として区別されています。①「支援の類型」では、対象者が一般論として支援を必要としている可能性が高いどのような類型に当てはまるのかが検討されます。②「支援の必要性」では、対象者が支援を必要としていない特別の事情を持っていないかどうか、また適切な具体的な支援の内容を左右する対象者の側のどのような客観的な必要性があるかが検討されます。この二つの段階が混同されやすいということはかねてより指摘してきましたが、この記事では他の新しい角度からこの違いを考えてみたいと思います。

 

①で言うところの類型とは、実際には何を判断しているのでしょうか?もしこれが対象者の側で支援を必要としているかどうかということであれば、それは②において判断されていることと紛らわしくなってしまうでしょう。他方で、それが支援の必要性と全く関係ないことであれば、支援の必要性に先行して判断されるべきこととも思われません。一つの考え方は、①で判断されていることは、支援の必要性が類型的に高い事情を対象者が持っているということであり、②でその事実が固められるという分け方です。確かに、このような理解には一面の真実があり、詳細に必要性を判断する前に、判断の必要性が相対的に高いかどうかを判定する前段階があるということは合理的と思われます。

 

しかしながら、実は、①で判断されていることと②で判断されていることは、微妙に違っているという理解も可能ではないかと思われます。①で判定されていることは、従前の事例との類似性ですが、②で判定されていることはそれよりも客観的な事柄であるからです。類型は、従前の事例と似ているかどうかが関心になっていると言えます。他方で、支援の必要性を基礎付けるような(例えば)医師の診断においては、必ずしも類似性が問題になっているのではないということが考えられます。というのも、類似しているとしても医学的科学的には全く異なる事象であるということはありうるからです。もしそういった(類似性を超えた)判断がありえなければ、医師の診断が必須であるという事情も単に社会的な分業に過ぎないということになってしまうでしょう。②では必ず類似性を超えた考慮が求められており、それによって①の段階とは区別されると言えるのではないでしょうか。

 

同じことは、②において支援の内容を確定することに関しても言えます。支援の内容は、マニュアル的内容の再現ではなく、一つひとつの事例において創造的に組み立てられる必要があります。かつての事例における支援と類似した支援を提供しようとしても、実効的ではないという場合がほとんどです。ここでも類型を超えた考慮が必要になるということになります。こういったことに留意しておくと、①と②の二つの段階が混同される恐れもより少なくなっていくのではないでしょうか。

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