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ASDは責任コミュニケーションの何が具体的に苦手なのか 能動的な責任分配

自閉スペクトラム症の人(以下ではASD)は、定型発達の人(以下では定型)に比べて、責任に関するコミュニケーションを苦手としています。ひきこもり問題がASDと関係が深いのも、ひきこもり現象は親子の間で責任に関するコミュニケーションが不全となることによって生じるためであると思われます。しかしASDが責任に関するコミュニケーションを苦手とするのはなぜなのでしょうか? この点を明らかにすることは次の事情のために重要です。

 

責任が関わる事柄についてはASDが何でも苦手としていると語弊があります。例えば、ASDは任された仕事を定型と比べるときちんと行う傾向にあり、その意味で責任を持って仕事をすることができるからです。責任に関する「コミュニケーション」という限定を付する必要があるのは、そのためです。それでも仕事を任される時には最低限のコミュニケーションが介在しているのですから、ASDが苦手としている事柄の特徴付けとしてはあと一歩足りないと言わざるをえません。この事情のために、責任に関するコミュニケーションについてASDの苦手さをさらに考えていく必要があります。

 

より踏み込んだ特徴付けを行うとすれば、ASDは能動的な責任分配を苦手としていると言えます。責任分配というのは、より普通の言葉で言えば役割分担と言ってもいいかもしれません。責任や役割に関するコミュニケーションをしている際には、当事者のどちらが分配を行うかで三つのパターンがあります。当事者の一方が分配する二つのケースと、当事者が相談しつつ分配するケースです。このうち、ASD自身が能動的に分配に関わる二つのケース(ASDが分配を行うケースと相談しつつ分配を行うケース)では、ASDの弱点が露呈することになります。ASDは能動的な分配ができないからです。他方で、もう一方の当事者が責任分配を引き受けてくれる場合には、ASDが定型と比べて劣る点はありません。

 

実際には、責任に関するコミュニケーションにおいて、当事者の一方または双方のうちで分配の主体が誰であるのかは、コミュニケーションの最中において流動的です。だからこそ、ASDが責任に関するコミュニケーションの一部において問題を引き起こしうるが、そのポイントを上手く特定することができない、ということが今までの説明の限界でした。責任に関するコミュニケーションのうちでも、能動的な責任分配に着目することにより、ASDの特性についてのさらに正確な特徴付けを獲得できます。このような正確な特徴付けを基盤にすることで、定型とASDとのミスコミュニケーションの回避方法をさらに構想していくことができるようになると思われます。

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