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説得と説明を区別する:ひきこもり問題への親の対処は説得でなく説明中心となるべき理由

ひきこもり問題について、ご家族の方が相談機関で相談されていると、相談の結果まとまってくる行動計画の多くは、本人に対してご家族の方が何らかの新しいアクションを起こすということに集約されます。その際に、ご家族の方のアクションが持つ意味合いについては、慎重になる必要があります。特に、説得と説明の違いを踏まえたものになっていなければなりません。

 

説得も説明も相手方に対する言語的な発信であるという点では共通していますが、重要な違いが一つあります。それは説得は相手の納得を調達することを目的としており、相手方が納得しなかった場合に説得は失敗と評価されます(そして重ねての説得等のさらなるアクションが必要とされます)が、他方で説明は相手方の納得を目的としておらず、相手の納得を得られなかったとしても、説明として失敗しているという評価を受けません(だから必ずしもさらなる説明等のアクションを要求していません)。ご家族のご本人に対する発信は、ご本人の納得を目的としておらず、ご本人が納得しない場合でも一つの完結したアクションとして位置付けられるべきです。したがって、これはここで言う説得ではなく説明であるということです。

 

なぜご家族によるご本人に対するアクションは、ご本人の納得を目的とするべきではないのでしょうか? 一つには、ご本人の納得がいくまで取り組もうとすると、終わりのない作業になってしまうからということもあります。しかしそれ以上に、ひきこもり問題に固有の事情があります。それは説得は説明とは違って、話者に責任が発生しうる行為であり、それがご本人とご家族の関係性を悪い方向に変化させるからです。ひきこもり状態は、ご本人とご家族などの間の責任に関するコミュニケーションが失敗することによって引き起こされます。既にひきこもり状態にあって家族が責任を負いすぎるという問題が生じているのに、ご家族がご本人からさらに責任を引き受けようとするのは、問題の解決に完全に逆行しています。だから説得ではなく説明をご家族の方は目指されるべきなのです。

 

説得と説明の違いは、ひきこもり問題全体への取り組みに陰に陽に影響を与えます。ご家族の方がひきこもり状態に感じられているプレッシャーの多くは、ご家族の方がご本人を説得する必要があると(ご本人と)ご家族が誤って思い込んでしまっていることに起因します。ご家族の方がご自身で自らの義務を説明に限定する心積もりでいることによって、ご家族の方がプレッシャーから解放され、結果としてご本人との関係も改善するということがしばしば観察されています。

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