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C&C ひきこもりオンラインハンドブック
責任の引き受けを止めなければならない

ひきこもり問題の解決に取り組んでいる際に陥りがちな一つの落とし穴は、子供の人生に対する包括的責任を親が引き受けるという前提から出発してしまうということです。相談において時々いただく依頼者の方の質問は、子供をどこかに預けることはできないか、自分の代わりに子供の面倒を見てくる機関はないか、というものです。そういった質問で求められているような機関はあまり知られていませんし、逆にそういった課題を引き受けると称する業者には大抵の場合大きな問題があります。

 

なぜそういった機関が存在しないのでしょうか? それは問いの前提が間違っているからです。つまり子供の人生に対する包括的責任(子供の人生について全体的に曖昧な意味で責任を負うこと、以下同様)を親が引き受けるという前提です。このような前提に立ってしまうと、ついついそのような前提を問い直さずに済ませてしまいます。しかしながら、子供の人生に対する包括的責任を親が引き受けることは、社会的に奨励されておらず、また容認されているとも思われません。引き受けた責任の再移転先が無いことの理由の一つは、そもそも親が子供に対して包括的に責任を引き受けるという前提が社会的に共有されていないためであると思われます。

 

他方で、親による包括的な責任の引き受けが起きることにも、原因があります。こういった包括的な責任の引き受けが起きるのは、親子の間での責任に関するコミュニケーションが機能していない現実があるからです。責任に関するコミュニケーションというのは、どちらがどのようなことについて責任を引き受けるのかについて、結論が客観的に妥当な範囲におさまるように話し合うことを言います。このようなコミュニケーションが実行できないさらなる原因は、子供と親の一方または双方に存在する場合があります。このようなコミュニケーションができない状況で、親が自覚的にまたは無自覚に子供に対して包括的な責任を負ってしまうという現象があります。

 

したがって、ひきこもり状態を解消するためには、子供から親への包括的な責任を移転をいかにストップさせるのか、という仕方で問題を設定する必要があります。子供から親へ既に移転した責任をどのように再移転するのかという解けない問題を設定すべきではないのです。このポイントを理解できるかどうかで、ひきこもり状態を解消できる可能性が大きく変わってくると思われます。

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