オンラインで全国対応 東京のひきこもり家族支援・相談・カウンセリングなら
C&C ひきこもり家族コンサルティング
《相談室》〒107-0062 東京都港区南青山2-2-15
東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」5番出口から徒歩1分
いくつかの怒りに関する記事を執筆してきました。この記事では、怒っている人との付き合い方について新しく解説したいと思います。自分自身の怒りを上手く統御することも重要なテーマですが、身近な人が怒っている時にその人とどのように付き合っていくのかということも、必要不可欠な生活の知恵です。
まずやってしまいがちな失敗は、その人の怒りを代わって解決してやろうという気持ちを出してしまうことです。他の記事で解説している通り、怒りは怒っている人が何らかの矛盾を見出すことで生じていると思われます。そうすると、原理的には怒っている人が見出している矛盾を特定し、両立し難い二つの要因のどちらかを解消するようにアドバイスできるようにも思われてしまいます。しかしながら、この路線はさほど成功しません。それは怒っている人は怒りに執着しているからです。怒っている人は、他人から怒りの原因となる二つの矛盾した要因を指摘されても、それらが解消できるかもしれないという可能性に中々耳を貸そうとしません。
逆に矛盾する二つの要因のどちらかを解消するようにアドバイスすることが功を奏するのは、その人自身が怒りに疲れ果て、怒りから解放されたいと思っている時です。そのような人は自らを怒りから解放する方法を知りたがっているので、アドバイスも聞き入れやすいのです。怒りが既に苦痛になっている人にだけ、怒りの解消法を伝授することができると言えるでしょう。怒りが矛盾を見出すことによってエネルギーを獲得するという構造は、怒り自体に対しても見受けられます。つまり怒りは自らを解消することを目指しつつ自らが解消されないことも目指すような矛盾であると考えられます。だからこそ怒りは怒り自身に対しても怒るので、どんどんインフレしていくのです。
怒りが習慣的になり苦痛になっている人に対しては、怒りに関するメタ的な分析も有効です。しかしまだ怒りがインフレしていく段階の人とは、距離を取るという解決策の方が有効な場合が多いです。変に手を出すことによって、放っておく場合よりも怒りを増加させてしまう場合があります。怒りについて枠組みを獲得したことに安心しきって油断しないようにしなければなりません。
---
本サイトを運営している相談室「C&C」では、その背景にASDの問題があることも多い「ひきこもり」当事者やご家族のご相談を中心に各種相談にのり、問題解決の手助けをしております。お悩みを抱えている方は、こちらのトップページより当相談室の概要をご確認のうえ、ぜひお問い合わせください。
身近な人が自分の話に共感してくれない、という悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
いつも「なぜ共感してくれないの!」と思ってイライラしたり悲しくなったりしてしまっていませんか?いつもそういったことを繰り返していては心の健康を損なってしまいます。どうしたら良いでしょうか?
「自閉スペクトラム症の人は共感が苦手だ」と紹介されることがよくあります。しかし自閉スペクトラム症の共感能力というポイントについては、普通思われているよりも注意深く理解する必要があります。
開室時間 | 10:00-18:00 |
---|
定休日 | 年中無休(12/30-1/3を除く) |
---|
お電話いただいたときに不在の場合は、後ほどこちらから折り返しご連絡いたします。こちらからのお電話に差支えのある場合は、その旨を留守番電話でお伝えください。
お電話でのお問合せ
お電話をいただいた際に不在の場合は、後ほどこちらから折り返しのご連絡を差し上げることもできます。
ご希望の方は、留守番電話にその旨をお伝えください。電話対応時間は原則10-18時となっております。営業は内容問わずお断りしておりますのでご了承ください。
LINEでもお問合せ受付中
LINEでもお問合せが可能です。以下のボタンを押すと、スマホならそのままLINEに移り、PCではQRコードが表示されます。
お問合せフォームからのお問合せ、ご予約は24時間受付しております。お気軽にご連絡ください。