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ASDとADHDの併発事例の特殊性 それでも為すべきことは問題を診断名に包摂していくことである

発達障害のうちでASDとADHDは別の障害ですが、両者が一人の人物に併発している場合があります。医師の診断によってこの二つの障害が診断された場合など、これらの二つの障害を併せ持っていることが明らかになったとしましょう。当事者としてこの二つの障害とどのように向き合っていけばいいでしょうか。一つの課題は、自らの困難がこれらの二つの障害からどのように結果しているのか、分析して理解することです。というのも、どちらの障害からどのような事象が生じているのかは、必ずしも明らかではないからです。

 

さらに、二つの障害を併発することによって、本人にとって特有の不利益も生じます。ASDADHDといった障害は、一つだけであれば、障害も一つの個性として定型発達の人々から好意的に受け取られる可能性があります。ASDであれば、ルールをしっかり守る、仕事にミスがないといった(定型と比較した場合の)長所を持っているとされます。ADHDについても、定型発達よりも愛嬌があるように見えたり、行動力があるように見えたりすることがあるとされています。単発の障害だけを持っているならば、障害に起因する弱点を持っていても、長所に着目してもらうことさえできれば、他人から一定の評価を受け取ることができる可能性が高くなります。

 

しかしながら、これらの二つの障害の両方を持っていると、それらがいわば互いの長所を打ち消してしまうということがあるのです。例えば、ADHDの特徴の一つに、不注意のために約束をきちんと守ることができないということが挙げられることがあります(ADHDの人は全員不注意という訳ではありません)。このような約束の履行可能性の低さは、ASDの規範遵守的な性質を覆い隠してしまうことがあります。他方で、ASDによるコミュニケーションの苦手さは、ADHDの人が典型的に帰属されうる魅力を低減させてしまいます。このように、二つの障害を併有していることによって、障害に起因する長所が見えにくくなり、定型発達の人々から(一つの障害だけを持っている場合に比べて)低く評価してしまうという恐れがあります。

 

だからと言って、障害があると診断された場合に行うべきことが本質的に変わるとは言えません。取り組むべきなのはやはり、自らの社会的な関係における困りごとを、診断名に包摂していくことです。その際に固有の事情としてあるのは、二つの障害のどちらに困難を包摂するのか、慎重に検討すべきであるということです。他人に対して障害についての理解を求める際にも、二つの障害のそれぞれの特徴を区別して正確に把握することで、定型発達から必要以上の低評価を受けることを避けられると考えられます。

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