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ASDが言ったことを書き取ることの有用性(自閉スペクトラム症の人と定型発達の人との付き合い方53)

ASD(自閉症スペクトラム症の人、以下同様)と付き合っていく場合に、定型(定型発達の人、以下同様)が活用することができる一つの有効な方法をご紹介したいと思います。それは書き取りという方法です。以下ではまず書き取りがどのような方法であるのかを説明し、その上でなぜこの方法が有効なのか解説したいと思います。

 

書き取りは英語学習における「ディクテーション」を思い浮かべていただけるとイメージを持つことができます。つまり相手の言ったことを文字に起こすということです。単にメモを取るということよりも、相手が言っていることを逐語的に書くという感じです。ディクテーションにおいて答え合わせがあったように、相手の発言を書き取る場合も、書き取った後で相手に見せて「これがあなたの言いたかったことですか?」と尋ねましょう。そしてもし何かずれがあるならば指摘して欲しいと相手に頼みましょう。

 

そもそも書き取るという作業をする際には、相手に見せることが作業の前提であるということもあり、相手方の同意を必要とします。しかしながら少なくともASDは書き取りに対して否定的な応答をすることが少ないですし、拒絶することはさらに稀です。いずれにせよ何とかして書き取りのモードを認めさせましょう。一般論としてASDは書き取りにかかる余計な時間に寛大ですし、書き取ったことを確認して訂正することに協力的です。

 

書き取りが有効なのは、相手方から言われたことを自分自身がダイレクトに受け取るという側面が減るということが第一に挙げられます。定型がASDとの関係でストレスを感じるのは、ASDは定型ほど相手方が感じる感じ方に配慮した言い方をしないことが一因です。書き取りによって定型自身が相手の言っていることを間接的に聞く心理的スタンスに移行するので、自分自身がストレスを感じにくくなります。またASDの語り方が定型にとって容易に理解可能である訳ではない場合、書き取ったことに基づいて客観的に質問することも容易になります。直接のコミュニケーションの中で問いを投げかけようとすると、どうしても当事者のコミュニケーション能力に依存してしまいます。書き取りを媒介することで、コミュニケーション能力が低くてもコミュニケーションすることが可能になります。

 

書き取りにはさらなる重要なメリットもあります。それは書き取った内容を第三者に、特に相談機関で相談員に見せることができるということです。聞いた人の解釈が入っていない本人の発言は、相談員の状況理解のために非常に重要です。書き取りが上手くいくようになったら(もちろんその前でも良いのですが)ぜひ信頼できる相談機関で相談してみましょう。

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