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コミュニケーションの失敗を見逃さない

そもそもコミュニケーションの失敗を見逃してはいないでしょうか?

皆さんはコミュニケーションに困難を感じたことはありますか? コミュニケーションが上手くいかないことに気付き色々と工夫したことがあるという方も多いかもしれません。そういったコミュニケーションに関する工夫は言語化しにくく、いわゆる「人生経験」の産物として、分かる人にしか分からない教授不能の秘技のように扱われていることが一般的です。するとコミュニケーション能力を向上させるためにはトライ・アンド・エラーを繰り返して暗中模索するしかないとも思われてきます。しかしコミュニケーションに関する問題のそのような理解には、二つの難点があります。

第一に、人はそもそもコミュニケーションが上手くいっていないことに必ずしも気付いていないということがあります。例えば相手が嫌がっているということに自分が気付かなかったというケースを考えてみてください。およそ嫌がらせというものは、相手を嫌がらせるために行われます。しかし嫌がらせをしようと思っていなくても相手が嫌がるということはありえます。例えば会話を楽しくさせるために相手をからかっていたら相手が怒ってしまったという場合などです。もし相手が嫌がっているということに人が常に気付くのであればパワハラやセクハラが世に蔓延るということもなかったでしょう。逆に純粋な嫌がらせというものは本来起こりづらく、嫌がられていることの多くはそういった気付きの欠如によるものかもしれません。そうだとすると、必ずしも経験の蓄積によってコミュニケーションが上手くなる場合ばかりとは限らないと言えます。というのも、いくら人生経験を積んできたといったところで、その一つひとつで実は失敗していることに気付いていなかっただけなら、円滑なコミュニケーション能力を身に着けてきたわけではなかったかもしれないからです。自分のコミュニケーションは上手くいっていると自分で強く思い込んでいる人を、誰が訂正してあげることができるでしょう?

第二に、コミュニケーション能力を教授することは不可能ではないということです。コミュニケーション能力はしばしば生得的なものだと思われ、コミュニケーション能力を向上させることは困難と思われています。そして唯一の向上手段は経験を自分で積むことであると思われています。しかしなぜコミュニケーション能力は教授しにくいのでしょうか? コミュニケーションを超える難しさを持つ技術でも教授可能なものはたくさんあります。例えば数学がそうでしょう。コミュニケーション能力だけは教授しづらいというのは不思議なことですから、もしそれが本当なら、何かコミュニケーションに固有の難しさにその教えづらさの原因があるはずではないでしょうか? するとコミュニケーション能力を教えることの固有の難しさは、上に述べた気付きの欠如と関係があるのではないか、ということに思い至ります。実は、コミュニケーション能力を鍛えることが難しいのは、コミュニケーション能力の欠如を認識することが難しいことによります。コミュニケーション能力の欠如を認識する難しさは、コミュニケーションの失敗を捉えることの難しさから帰結してします。コミュニケーションの失敗には様々な一次的な原因があるのですが、失敗して相手を嫌な気分にさせることがあったとしても、その事実に気付くことができれば何とかなる場合は多いです。相手が怒ったらすぐに謝るということで何とかなるケースがほとんどなのです。相手を嫌な気分にさせているのにそれに気付かず大惨事になる、ということがコミュニケーションの失敗の本丸であり、いわば一次的な行動(例えば失言)よりも二次的なレベルの注意の欠如(失言したことや相手の怒りに気づかないこと)が問題を引き起こしています。二次的なレベルで失敗していることに気付かなければ、当然自分にそうした二次的なレベルの注意能力が欠けているということも認識できないでしょう。

これらの理由から、コミュニケーション能力は教授可能であり、必ずしも経験を積まなければ獲得できない訳ではないということが言えると思われます。ではどうすればコミュニケーション能力を向上させて失敗を避けられるでしょうか? それにはまずあなたがコミュニケーションに失敗している場合に気付くことです。そしてコミュニケーションに失敗しているかどうかという基準を厳しくすることです。自分か相手にネガティブな気持ちが生まれるならば、それは既にコミュニケーションが失敗していると思っておく方が安全でしょう。

次にしなければならないことはそのネガティブな気持ちの分析です。ここでやってしまいがちなのは、本当はコミュニケーションという相互の問題なのに、相手にだけ由来する問題に置き換えてしまって問題の本丸を取り逃がすということです。相手の行為に対して怒っていたが後で誤解であったことが分かりバツが悪くなった、という経験は誰しもお持ちのはずです。そこでは相手に害意があったわけではなく、自分と相手のコミュニケーションの失敗が当初は覆い隠されていただけな訳です。自分のネガティブな気持ちは相手が嫌がらせをしようとして引き起こされたものなのか、相手と自分との間のやり取りの客観的な失敗なのか、慎重に検討することです。例えて言えば、ビデオ通話で相手の映像が乱れた場合には、本当に相手の音声・通信設備のせいなのか、それともお互いの間でもっと広い通信障害が発生しているのかを見極める必要があるのです。

最後に問題を分析できたら、そのようなコミュニケーションの失敗を避けるためにできることが二つあります。一つは相手との間で問題を起こさないようなタイプのコミュニケーションスタイルを採用することです。例えば、場を盛り上げようとつい行き過ぎた冗談を言ってしまいがちな人は、ジョーク以外の方法で注目を集める方法を身につけるよう努めるべきでしょう。もう一つは相手との物理的接触自体を減らすことです。このようなステップを踏んでいけば、相手とのコミュニケーションの失敗を避け人間関係をより円滑なものに変えていくことができるでしょう。

難しく思われたでしょうか? 確かにコミュニケーションの問題には想像以上の難しさがあります。ただ、難しく思われた場合は、むしろ安全と言えるでしょう。というのもコミュニケーションにまつわる危険の多くは、コミュニケーションを甘くみていることから来ています。コミュニケーションに問題があるはずがないと一旦思い込んでしまうと、違う問題にすり替えられていつまでも状況が改善されないということになりかねません。そのためコミュニケーションの問題であるとはっきりしていることはもちろん、コミュニケーションに関係するのではないかと思われるお悩みに関してもぜひ当相談室へ相談されることをご検討ください。当相談室ではコミュニケーションの問題に悩まれる全ての方に向けてサービスを展開しております。お気軽にご連絡ください。

 

 

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